【fjコンサルタンツ365日Blog:3485投稿目】
緊急性がないこと
企業経営にとって致命的な影響が出るのにも
かかわらず、対策を取らない内容のことが
かなりあります。
自然災害対策やメンタルヘルス対策などの
ことです。
対策を取らないのは緊急性がないからです。
発生率が非常に低いのが原因です。
数年に一度、数十年に一度という発生率なので
対策を取る気持ちにならないということです。
BCPも話題になあるが
自然災害が起こればBCPについて
話題になりますがこれも数ヶ月したら
話題にもならない可能性があります。
BCPを継続して打ち合わせする議題に決めても
それ以上に切羽詰った、緊急性のあることが
発生すると先送りにされてしまうのです。
目先の売上に響くクレームや顧客失注などに
時間が割かれてしまうのが現実だと感じます。
メンタルヘルス対策も同様
メンタルヘルス対策も同様です。
メンタルヘルス不調者が出てしまうと
人員が減少してしまいます。
会社の業績に大きな影響を与えて
しまうこともあります。
人手不足の時期なので欠員をすぐ
補充できないので影響が大きくなるのです。
これも対策をしなければならないが
そうかといって、時間を取って何かを
するものでもない、という考えのリーダーが
いると感じる次第です。
イザという時の準備をする人しない人
こうした緊急時の対策については
対策する人と対策しない人に
明確に分かれます。
個人的に災害用品を準備している人を
確認するとわかります。
地震対策、火災対策の準備をしている人が
いかに少ないかを実感するはずです。
備蓄食料などは数年経つと賞味期限が
くるので、もったいないという人も
いるくらいです。
これこそ感覚の違いです。
備蓄品を準備しておくことは
「掛け捨て保険」
をかけているようなものです。
安心を担保するための投資と
とらえることだと思います。
なんとかなるさという認知
準備しない人の考えは
「その時はその時でなんとかなるさ」
という考え方です。
これが個人の生活なら、個人の責任で
済みますが、会社の経営となると
そうはいきません。
なんとかならないからです。
会社の操業が止まったり、稼働率が
大きく下がったりします。
こんな楽観主義では困りものです。
この楽観主義は無責任に見えてきます。
どちらかといえば
・心配性
くらいがちょうどいいのです。
「そこまで心配しなくてもいいでしょ」
と言われるくらいが適切だということです。
会社には社員さんと社員さんの家族がいるので
1人ではないのです。
その責任を感じて準備しておきたいところです。