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視点を変えて経営する

【fjコンサルタンツ365日Blog:3502投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳

組織の大きさが強さか

組織論の視点から考えれば

組織は

・大きさ

に比例して強いと言われます。

組織が大きいほど戦力も大きくな競争や戦いでは強いとされています。

ここ数年の上場会社の景況感を振り返れば大企業の強さは際立っています。

利益をきちんと上げており、生産性も向上しているのです。

これはデータから裏付けされています。ただ、これは永遠ではありません。

世の中の状況によって一変してしまいます。

世の中の流れが安定か不安定か

世の中の流れが一定方向に流れ続けている時は、組織は大きいほどメリットがあります。

安定時にはひとつの方向に向かって戦力を集中させればいいからです。

しかし、不安定な情勢になった時は強さを維持できるのでしょうか。

世の中が不安定な状況になった時組織に求められるのは

【追随性】

です。情勢に適応することになります。そうなると組織のスケールメリットは薄れてきます。

逆になることがある

変化の振り幅が大きくなりすぎると今度は組織の大きさが逆にデメリットになります。

追随性が低くなり適応するのに時間がかかってしまうからです。

こうなると組織の強さは

【スピード】

に軸が変わります。

スピードが速い組織にメリットがあり、スピードが遅い組織はデメリットしかないのです。

大きな組織は方向転換が苦手とされます。

そうなるとスピードはおのずと遅くなります。

世の中の変化に対応できないことになるのです。

大きな会社が勝つのではない

このように情勢によって経営の視点は変えなければなりません。

安定期は

「大きな会社が勝つ」

という視点で捉えて問題ないのですが不安定期は

「大きな会社が勝つわけではない」

という視点が求められるのです。

不安定期は

「スピードの速い会社が勝つ」

という軸に移動していくからです。

スピードが速い会社となれば規模は関係なくなり、中小企業が局所的に大企業を打ち負かす可能性が高くなるのです。

いわゆる「チャンス到来」ということになります。

これは、業界によって現在でも発生している事象です。

たとえば金融業界。

銀行などは既存のビジネスモデルでは収益が上がらなくなりました。

今後はネットバンキングだけにとどまらず仮想通貨へと移行する可能性が高くなったのです。

そこで台頭してくるのがスタートアップ企業というわけです。

規模が小さければスピード対応が可能であり方向転換も毎日のようにできます。

新しいチャレンジも投資額が低くリスクも少なくできるメリットがあります。

まとめ:不安定は不景気だけではない

不安定な情勢は不景気のときだけに出現するわけではありません。

業界によっては古い体質から脱皮する時期が不安定期とみなされることもあります。

となると、いつでも不安定期がおとずれる可能性を秘めているのです。

経営は世の中が安定しているから安心できるわけではありません。

いつでも情勢が変わるからです。

その状況を見極めながら【経営の視点を変える】ことだと感じます。