【fjコンサルタンツ365日Blog:3527投稿目】

交通 自動車

サービスを増やすことで維持する

ビジネスは常に新しい商品・サービスを

創り続ける運命にあります。

 

主力の商品・サービスで売上利益を確保

しますが、その商品・サービスが続く

ことはありません。

 

通常は緩やかな曲線を描きながら減少

していきます。

 

その減少曲線を想像しながら経営を

進める必要があるのです。

 

急激な下降線を描くようになった時に

新しい商品やサービスをつくりはじめても

タイミング的には遅い。

 

下降線を描きはじめる前に新商品

新サービスを生み出すのがベストなのです。

 

ということは、常に新商品、新サービスを

市場に投入しなければならないということ

です。

 

このサイクルを大企業は仕組みとして

行っています。

 

年間の開発費という予算枠を決めている

からです。

 

大企業以外で開発費の予算枠を決めている

会社はどの程度あるのでしょうか。

 

成長している会社や伸びている企業は

新商品投入、新サービス投入のサイクルが

早いと感じています。

 

スタートアップ企業は、新商品と新サービス

しかありませんから、常に市場に投入するのは

当たり前です。

 

しかし、これがいつからか、売上が安定してくると

新サービス投入のサイクルがゆるやかに

なってしまうことも多々あります。

 

現状の主力商品、主力サービスの安住して

しまうのです。

 

このマンネリを防ぐためにも他社が行っている

新商品投入、新サービス投入は常にチェックを

怠らないようにしたいです。

 

自動車学校でドローン教習

自動車学校でドローン教習をしている

という事例が眼につきました。

 

新しいサービスとしてドローン教習を

スタートしているのです。

 

もともと自動車教習所は斜陽産業の

範疇に入っています。

 

少子化の影響を受けるからです。

実際に自動車学校の数は減少しています。

・1988年:1500ヶ所

・2016年:1300ヶ所

という推移になっています。

 

年間の卒業生は260万人から160万人まで

減少しているとのこと。

実に4割減です。

 

自動車学校は生き残りとして

・合宿免許

の生徒を幅広いエリアから誘致して

経営をしています。

 

そんな自動車学校に新しいサービスが

・ドローン教習

というわけです。

 

ドローンは実技を学ぶと証明書をもらう

ことができます。

 

証明書があると密集地でドローンを使う時に

許可が取りやすいといわれています。

 

これからドローンビジネスが広がれば

ドローン操縦を学ぶ人も増加します。

 

仕事で使う人が増えることは前提ですが

高所の確認点検や橋梁の点検にはドローンが

有効だと個人的には感じています。

 

現在は写真や動画の撮影で使われることが

多いドローンですが今後はまだ未知数の

可能性がある分野でもあるのです。

 

そうした新マーケットに自動車学校が

参入するのは、明るい展望です。

 

斜陽産業から脱出する可能性も出てきます。

こうした新しいサービスはマーケットが

できる前から参入しておくのはひとつの

方法です。

 

今後、ドローンのマーケットが広がる時に

自動車学校の伸びも見ておきたい部分です。

 

【出典】

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34383680R20C18A8MM0000/?n_cid=NMAIL006