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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

リサーチに困っている

「新商品をつくりたい」
「既存商品を改良するタイミングだ」
「一気に新しいサービスをつくる」

と意気込んでいる人も多い時期に来ました。

そんなとき、どこから何をリサーチすればいいのか。
疑問が出てくるものです。

というのも、
「こんなリサーチ結果では新商品なんてつくれない」
と社内で反発されたり
「新サービスの訴求ポイントが見えてこない」
といった壁に突き当たってしまうからです。

今回は新規企画、新規商品、既存商品の改良と
いった場面におけるリサーチ内容について
取り上げてみます。

通常のリサーチ

通常のリサーチは
・アンケート調査
を考えると思います。

リサーチ項目は

通常のリサーチポイント

・ニーズ→欲しい、必要、こうしてほしい
・予算→他より安いほうが
・動機→必要であれば

が主な内容になるでしょう。
一般的な内容です。

しかし、この内容で新規商品をつくったり、既存
商品の改良をしてもあまり売れません。
売上が伸びません。

なぜでしょうか。

それはリサーチの範囲が浅いからです。
もう少し深いところまでリサーチするのが
ポイントです。

ウェイトをかけるポイント

リサーチは項目が多ければいい、というものでも
ありません。

特に短期間で新商品をつくっていくときはリサーチに
時間をかけられません。

そのため、リサーチ項目の中でも優先すべき項目を
知っておくことです。

たとえば

ウェイトをかけるリサーチポイント

・隠れたニーズ(シーズ)
値ごろ感のある価格帯
・真の動機

という3点。

このリサーチポイントだけを押さえておけば実は
問題ないのです。

いわゆる顧客のホンネです。
個人的に重視するのは、「値ごろ感のある価格帯」に
ついて。

顧客は安ければ購入するわけでもなく、高い金額だから
買わないわけでもないのです。

実は価格と商品サービス内容を見比べて、値ごろ感が
あるのか考えているだけです。

値ごろ感を平易な表現に言い換えると「お値打ち感」
「お得感」
と言い換えできるでしょう。

まとめ

新商品をつくる、既存商品を改良する、のどちらに
しても顧客が魅力を感じなければ意味がありません。

顧客が魅力を感じるポイントを数値化できる値ごろ感は
大切なポイントです。

というのも、

・安くし過ぎない
・高くし過ぎない


価格設定が求められるからです。
この値ごろ感から入る価格設定で開発プロセスを
スタートさせれば必ずスムーズに進みます。

逆に値ごろ感を後になって考え始めると軌道修正が
できず失敗することにもなり回り道をします。

できれば、この値ごろ感からスタートできる
リサーチをするのをおすすめします。


↓下記、日光のステキな写真です。
この週末に是非ご堪能ください。