【fjコンサルタンツ365日Blog:3587投稿目】

調理

 

値上げの種類

 

今年は、値上げの年だと実感します。

材料の高騰や人件費の値上がりという

理由が顧客に受け入れやすい環境に

あるということです。

 

大手企業が率先して値上げをしているので

中小企業もその環境下で価格改定が

可能になっていると思っています。

 

ただ、価格改定の方法がもう一方の側面で

問われていると思います。

 

というのは食品などのメーカーは

①単なる値上げ

②価格据え置き容量減らす

という2つの取り組みに分かれているのです。

 

結果も2つの分かれており、消費者に受け入れられず

売上が下がっている商品も出ている状況なのです。

 

ようするに容量を

減量した食品メーカーほど消費者は

厳しい目を向けています。

 

今の消費者はちょっとした容量の減量でも

気がつくのです。

 

しかも気がついた時に、「だまされた」気分を

感じ、購入しなくなるのです。

 

人によっては拡散して広める行動を取る人も

出てきます。

 

ステルス値上げは支持されない

企業側が公表しないで容量減量する

ことを「ステルス値上げ」と呼んでいます。

 

どうして公表しないで容量を減らすのか

理解に苦しみますが、消費者に気が付かれない

だろうという経験がそこにはあるのかも

しれません。

 

下記資料は2011年に作成したものです。

この時に感じていたのは、これからの

経営は透明性が求められる」ということです。

透明性

ようするに、何も隠せないのが前提なのです。

 

法人というのは会社法に基づいた存在(人格)です。

透明性が問われるのが当たり前なのです。

 

それがようやく実現する時期に来たと

2011年に感じていたのです。

 

経営の判断には何も隠すことができない、

ということです。

 

他社の失敗事例を見ればわかると思うのですが

今になってもステルス値上げをしているメーカーを

見ると残念な気持ちになります。

 

別に隠すこともなく、正直に公表すればよかった

のではないでしょうか。

 

今回は食品メーカーを取り上げましたが、他の

業界も同じです。

 

商品サービスの内容は

・正確に伝える

ことです。

 

価格改定は顧客が最も敏感になるところです。

質問されても答えられるようにしておくことは

はずすことができません。

 

こうした透明性のある企業姿勢が今の時代は

問われているのです。

 

この世に残るべき企業は「透明性」を前提に

経営されている企業だと感じます。

 

 

【参考】

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36614970X11C18A0TJ2000/