fjコンサルタンツ 経営情報Blog

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時には戦略的放棄

【fjコンサルタンツ365日Blog:3668投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜

戦略的放棄とは

戦略的放棄とは経営の場面では

1番手を実現(達成)するために

2番手以降のことをあえて放棄し

結果(利益)を得ること

という定義になります。

時間戦略、人的投資戦略、投資戦略

の側面から考えることができます。

たとえば

・1番手事項に9割の時間を投資

・1番手事項に3割の人員を配置

・1番手事項にすべての研究費を投資

といった形で時間、人材、お金を

戦略的に配分する形になります。

この偏りが戦略的放棄なのです。

経営の原則は『同時並行処理』ですが

時には戦略的放棄を選択する時期が

出てきます。

経営にとって企業生命がかかっている

取組事項には戦略的放棄を行いながら

進めることになるのです。

新規事業立ち上げ時には

新規事業の立ち上げ時には

・黒字化

が生命線になるので、このタイミング

では戦略的放棄を行います。

何を放棄し、どこに集中するのか?

それは顧客数確保に集中し、その他は

一切放棄するということです。

新規事業の立ち上げ時には顧客数が

不足していることがほとんどです。

黒字化させるためには損益分岐点を

越えるだけの顧客数が必要になります。

そのために経営資源を顧客数確保に

9割投入することです。

顧客が増えていくと顧客対応も増えたり

仕事準備が不足することもあります。

しかし、損益分岐点を越えるまでは

顧客数確保に走るしかないのです。

独立する時は

起業するタイミングは新規事業と

同様ですが、さらに戦略的放棄を

極めることになります。

どのような感じになるかといえば

・起きている時間すべて仕事

という時間投資になります。

使えるお金はすべて事業投資する

ことにもなります。

自分のために時間を使ったり、

自分へのご褒美としてお金を使った

りすることはできません。

「何かを得たいのなら、他のすべてを放棄する」

といった感じでしょうか。

頭の中も「仕事ばかり」になるのも

当たり前です。

集中するという感じから脱し、熱中する、

熱狂する、といった状況に入り込んでいく

ような感じです。

まずは1つの果実を得ることから

経営では、ボーリングでいうところの

・センターピンを倒す

ことができれば、他の事柄もスムーズに

進んでいきます。

 ようするに、外してはいけない

・急所

があるのです。

センターピンを倒した企業は、多様な

戦略を選択することができますが

センターピンを倒していない企業は

まず1ヶ所に集中することなのです。

経営には優先順位がある、ということを

fjコンサルタンツとして提唱している

理由はそこにあります。

ボーリングのセンターピンは最初に

当てないと倒せないのです。

自分たちのビジネス、仕事において

センターピンは何だろうか、また

それを倒さないと生死にかかわるのか

というところを判断していきたい

ところです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/