【fjconsultants365日Blog:3,733投稿目】〜1日3分、3ヶ月で1冊分の知識転移〜fjコンサルタンツ藤原毅芳
変わらない業界ほど黒船がやってくる
安定した業界が次々に崩壊されていく
のを目の当たりにします。
長年変化のない業界ほど狙われています。
なぜか?
それは、競争がゆるやかなので新規参入
しやすいからです。
しかも新規参入の戦略も立てやすく
シェアを一気に占有することも可能だから。
別の言い方すれば「おいしい業界」と見なされて
いるということ。
これから先、落ち着いて仕事できる業界なんて
ないと思った方が無難です。
海外からやってくる新規参入
今年は不動産業界に黒船到来だと
いわれています。
インドのスタートアップ企業「OYO」が
日本にやってきます。
https://www.oyorooms.com/
もともとホテル業界のベンチャー企業
ですが日本では不動産業界に参入する
予定です。
日本ではヤフーと共同出資で会社を
立ち上げました。
参入する時の経営戦略はヤフーらしい
戦略で来る予定です。
すべて無料の戦略で
OYOが仕掛ける戦略は
・敷金無料
・礼金無料
・仲介手数料無料
という「すべて無料」戦略。
しかも手続きはスマホで完結する
という内容になっています。
ヤフーらしい戦略だと感じます。
無料という優位性で一気にシェアを
占有していくのでしょう。
不動産業界におけるこの戦略は
グーグル(Google)が参入してくると
思っていたのですが、OYOが先になり
そうです。
不動産業界は一気に変わるのか?
リアル店舗を持っていた不動産業界は
一気にネットの世界へと移行しつつ
あります。
賃貸物件に関しては、出向いて物件を
見学することが減るだけでなく
見学ゼロ回になる可能性もあるということです。
なぜなら、シングル世帯だと物件を見学する
ということは必須と感じない人たちもいるからです。
しかし、今まではその選択が限られていました。
手続きには不動産店舗に出向いて書類手続きを
する必要があったのです。
今後はスマホで簡単手続きの世界へと部分的に
突入します。
既存不動産会社はシェアを奪われていくでしょう。
簡単に移り住む層が増える
賃貸の不動産手続きが簡単になれば
なるほど、引っ越しする人が増えます。
住む場所を短期間でかえていく人、
移動型の生活、ライフスタイルの人が
増えていくと予想できます。
新しい顧客層が出てくるわけです。
顧客創造されるということ。
ようするに新規参入の黒船によって
新しい顧客が目覚めていくのです。
「そうか、そんな簡単なら」といって
引っ越しに抵抗を感じなくなるのです。
こうした層がどのくらいまで大きくなるか
まだわかりませんが、大きな顧客層に
なってしまうと既存不動産は大幅な
縮小をしなければなりません。
いまから想像力をはたらかせて対応して
いくことだと感じます。