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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

経営は不安定な状態が常態

経営における「変革」を研究してきましたが
わかったことは

変わる≒経営維持、経営安定もしくは成長

fjコンサルタンツ藤原毅芳

ということ。
具体的にはどのようなことを言っているのか。

そもそものきっかけは経営は「不安定」が常態である、と
考えているからです。
いつも不安定なのです。

今月の売上・利益、来月の売上・利益も確約されたものは
ひとつもありません。
約束していた商談が破談になることもあれば、継続取引が
消滅することも日常のこと。

夜景

経営者の役割

そんな状態の中でいかに経営をしていくのか。

  • 経営を維持させる
  • 経営を安定させる
  • 会社を成長させる
  • 会社を発展させる

という目標を着実に達成することが経営者の役目。
たとえるなら飛行機やヘリコプターを操縦しているパイロットの
役割だと考えています。

調整をしながら空を安全に飛ぶ。
そんな作業を経営者はしていると考えてください。

ドローン

変化は調整にすぎない

会社を変化させることを大きく考えている人がいます。
それは本当でしょうか。

変化には大きな変化もたしかにありますが、小さな変化の
積み重ねが大部分。
小さな変化は

「小さな変化≒微調整にすぎない」

fjコンサルタンツ藤原毅芳

なのです。

自動車の運転ならば、何もしなくても安定的に真っすぐ走行します。
しかし、2輪車(バイク)は重心移動やアクセルワーク、ブレーキ操作に
よって車体を安定させて走らせます。
常に微調整をしながら走行させているのです。

バイク

飛行機、ヘリコプターも同じ。
バイクよりさらに不安定な環境下で操縦しているので気を抜くことが
できません。

「緊張感」がある状態で小さな変化を繰り返しているわけです。

経営を何の操縦にたとえるのか

経営の舵取りをどのようなイメージで進めればまちがいが
ないのでしょうか。

  • 自動車の運転
  • バイク(2輪車)の運転
  • 飛行機、ヘリコプターの操縦

と運転、操縦のイメージは各経営者でちがいます。
ただ個人的には不安定な環境下にある飛行機、ヘリコプターの
操縦をイメージすべきと考えています。

操縦の難易度が高いところをイメージするほど経営力もアップするからです。

ヘリコプター計器

難易度の高い操縦とは

飛行機などの操縦マニュアルを調べるとわかりますが
操縦の難易度が高いということは不安定をいかに安全な領域に
していくのか参考になります。

飛行機操縦ライセンスでは実地以外に学科も必要。
学科の分野は
(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk12_000005.html)

  • 通信
  • 気象
  • 工学
  • 法規等
  • 航法

となっています。

難易度が高い操縦の前提になるのはこうした知識を得て
素早い状況察知、状況判断が求められているということ。

このように考えると経営もバックグラウンドには知識が
不可欠だと感じます。

まとめ

経営には変化が必要だと理解してもらえたでしょうか。
常に変化させる。
微調整する。
そして、大きな変化もときどき発生させる。

すべては不安定な環境だからです。
急に風向きが変わることもあります。
逆らえない突風が吹くことも。
そんな中を経営者として飛行機を操縦しています。
安定・維持をもとに成長路線を描くならば調整するという
変化を継続すること。
それに尽きると思います。