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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
営業チームの結果最大化とは
営業の仕事。
大きく切り替わりました。
シフトチェンジしています。
何が変わったのか。
営業パーソンの仕事が高度化しているということ。
仕事の範囲が広がり、求められるスキルが増えている。
そのため、ひとりで営業のすべての仕事を完結することが
できなくなる場面が増えています。
そのため営業リーダーの仕事も変容しています。
自分の成績だけあげているプレイングマネージャーは
消滅しようとしています。
プレイングマネージャーにはかわりはないのですが
チーム戦で成績をあげられるリーダーが求められているのです。
どうしたらそんなリーダーになれるのか。
判断軸から考えてみたいと思います。
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担当の振り分けがおかしい
チーム戦で最大の結果を出すにはスポーツでいう
フォーメーションが大切。
だれがどこに配置するのか。
営業の仕事だと顧客やエリアの振り分けがスポーツの
フォーメーションに当たります。
この顧客担当の振り分けに対して営業リーダーに苦言を
言うことがあります。
「どうしてその振り分けなの?」
と根拠を確認しています。
というのも、やさしい性格の営業リーダーだと
「公平に割り振りました」
と答えるからです。
いわゆる平等主義。
スタッフから文句を言われたくないので公平になるように
調整しています。
俗に言う「調整型リーダー」です。
リードする(導く)ことをせず、利害関係を主に調整するタイプ。
まちがっていないように見えますが、営業チームの結果最大化へは
道のりが遠い営業リーダーのひとつです。
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全体最適を考える
営業チームの結果最大化を考えるには「個人の最適化」ではなく
「チームの最適化」が優先されることなります。
「個人の最適化」を優先させると上記のような公平さを優先させたり
個人の都合が幅を利かせることになります。
ベテランほどワガママを言うことも多くなります。
「チームの最適化」を優先するにはどうなるのか。
顧客の担当変更、エリアの担当変更が個人の都合ではなくチームの
都合で決断されます。
ときには、不平不満が出る担当者も出てきます。
チーム全体を優先するということは全員が最適化されるわけでは
ないのです。
そこをリーダーとして決断できること。
これがいまの営業リーダーには求められています。
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最大結果を狙っていく
仕事は結果。
スポーツと同じで結果が出るほど楽しい。
結果が出ている会社で暗い雰囲気の会社は見たことがない。
右肩上がりの業績はチームの雰囲気も変える。
リーダー自身もチーム結果でリーダーとしての「自信」をつけていく。
そうであるならばプレイングマネージャーであろうと
チーム結果最大化を考える「監督脳」を持つべき。
ときには冷静な判断ができ、ときには情熱的な側面も
持ち合わせているリーダー。
判断は常にチームの結果最大化を軸にジャッジしている。
この結果最大化という軸は絶対にぶれない。曲げない。ゆずらない。
それがリーダーとして最大の信用となります。