【fjconsultants365日Blog:3,985投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆

非を認めない人

仕事のときには、地の性格が出てきます。
損得が直接に絡むから露骨にその人の性質が表出するのです。

「あの人、非を認めないんです。絶対に」
という人は社内にいませんか。
このような人のことを個人的な好き嫌いで片付けてしまうこともありますが、ここでは仕事の中で非を認めない人はどうしてなのか?
ということを取り上げてみます。

その中にある共通の性質が見えてくるので深く追求してきたいと思います。

滑走路

謝らない人

非を認めない人は、
「謝らない人」
でもあります。

社内にそのような人がいる場合、思い返せば納得できるのではないでしょうか。

「わたしは間違っていない」
「仕事として正しいことをしているだけ」
「なぜ謝る必要があるのか」
といった論調で主張する人です。

ありがとうを言わない人

非を認めない、謝らない、ときたら最後は
「ありがとうを言わない」
となります。

こうした人には、この3点セットが当てはまるのではないかと思います。
おそらく当てはまるはずです。

というのも、こうした人には「ある価値観」が存在しているからです。

人をこうして見てる

その「ある価値観」というのは、
「人を上下」
だけで見ているということ。

・この人はわたしにとって「上の人」
・この人はわたしにとって「下の人」
と明確に分けているのです。

中間の人はいません。
自分のまわりの人はすべて上下のどちらかに区分けする性質です。

分かるから認めない、謝らない、感謝しない

そのような性質なので「下の人」に対しては、絶対に非を認めない。
謝ることもない。
ありがとうを言うこともない。

なぜなら、自分が上の人だから。
下の人に、非を認めることは自分が下がってしまうことになるのです。
謝ることは自分が降格することになるのです。
ありがとうということは、同じ目線まで降りて行くことになるからです。

まとめ

普段はおとなしい人なのに、無口な人なのに、上記のような性質の人もいます。

悪い人ではないのに、非を認めない、謝らない、感謝の言葉もない人たち。
こうした人たちは、上下を気にしながら生きています。
そのため、常に「自分が上だ」ということを見せつけないといけないのです。

その裏返しが、非を認めない、謝らない、感謝しない、こととなるわけです。
残念ながら、こうした人たちが性質改善されることは少なく、年齢を重ねるほど症状がひどくなるようです。

自分のまわりにこのような人がいたら、注意することがあります。
その方は自分がまわりより上にいるので
「何をやってもいい」
「何をしても許される」
「何でもできる特権を持っている」
と感じています。
自分の判断で仕事を進めてしまいトラブルことがあるからです。

そうならない会社の仕組みがほしいところ。
チェック機能を備えておくことだと感じています。