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責任感を持たせるためのプロセスとは

【fjconsultants365日Blog:3,990投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆

責任感とは何だろうか

「責任感がないんです、ウチのメンバーには」
「とにかく責任感を持たせたいのですが」
とビジネスの場面では
【責任感】
という言葉がキーワードとなることがあります。

ところで、この責任感というキーワードは具体的に何を指しているのでしょうか。
たとえば任されている仕事や肩書によって違いがあるのはわかります。

経営者の責任感 
リーダーの責任感 
ベテランスタッフとしての責任感 
若手スタッフとしての責任感 
新人スタッフとしての責任感 

とそれぞれ内容が違います。
ただ、それぞれの立場の責任感について言語化している会社はどこまであるのでしょうか。

責任感ということな話し合いの場で持ち出されるときは、
「責任感の不足」
が課題になっています。

ようするに明確になっていないこと、曖昧な内容について、不足している、欠乏している、と議論しても進まないのではないかと感じるときがあるのです。

それぞれの立場における責任感

責任感の言語化を考えるとき、それぞれの立場によって
下記のような内容が浮かんでくると思います。

経営者の責任感

経営者の責任感は
・結果を出すこと
だけです。
収益をあげて利害関係者に収益還元をすることが責任感。

しかも良い売上げ、良い利益から収益を発生させなければなりません。
経営者の責任感は究極、ひとつだけです。

リーダーの責任感

リーダーの責任感も経営者と同じく結果を出すことですがチームを率いて運営することなので
・スタッフの成長
も責任感の中に入ります。
会社によっては、スタッフ採用もリーダーの責任において運営している企業もあります。

スタッフとしての責任感

スタッフは経験年数に応じた責任感が付加されていきます。
最初は
・お客様への返答を確実にすること
からはじまり、ベテランスタッフになれば
・お客様に利益をもたらすこと
が責任感ある行動となっていきます。

単なる報告をするだけ、伝えるだけの仕事内容ではベテランとは言えない、ということになります。

責任感を持たせたいのだが

では、責任感を実際に持たせるにはどうしたらいいのでしょうか。
そのために実践するプロセスを考えてみたい。

①身につけてほしい「責任感の内容」を言語化し理解してもらうこと
②ひとりで完結する仕事を与える 
③やり切るまで見守る 
④支援はするが手を出さない 

といった内容になると思います。
責任感が薄い人の思考には「リスク回避」の傾向が強い。
そのため、無意識でリクス回避をしていることもあり、どうしても「ひとりで完結」することが少ない。
責任感は「ひとり完結」させることは外せない要素なのでひとり完結の環境を用意してあげることだと思います。

責任を持たせるプロセスとは

まとめ

「責任感は大人になってからは育まれない」といった論が出ていたことを思い出します。

採用のときに、「責任感を見極めろ」といった内容でした。
ただ、採用時に責任感を見極めることができればいいのですが完璧にはできません。

そうなると入社後に責任感を身につけてもらうことになります。
また、ベテラン社員やリーダー、経営者に昇進した後に責任感が欠如する場合もあります。

これもリスクを回避した仕事へと移行してしまったために発生していると考えています。
そう考えると、小さいことからでもいいので「ひとり完結」する仕事を常に取り組むことは大切なことだと感じる次第です。