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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
短観より業況判断推移
昨日、日本銀行の短観が公表されました。
3月の結果です。
ニュースでも取り上げられていますが、出てきたデータが
急変しています。
業況判断の推移が7年ぶりにマイナス突入。
ビジネスの流れが止まったのがデータとして出てきているのです。
実際のデータを調べてみました。
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(赤ライン追加)
↑今後の予測値もグラフに入っていますが、現在のデータ値を
基準に赤ラインを入れてみました。
リーマンショック時などの半分程度まで業況判断ポイントが
下がっているのがわかります。
今回がリーマンショップ並になると予測するならば、まだ
下がっていくのがわかります。
リーマンショック以上になってしまうのでこれば、まだスタート
したばかりなのかもしれません。
意味もなく不安を煽るつもりはありませんが、過去に経験のない不況が
発生しないとは言い切れません。
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春が来た、のか
4月になれば桜を見て「春が来た」と感じ、ホッとする時期です。
それが今年に限っては「張り詰めた雰囲気」。
空気感が違います。
桜を見ても春を感じない。
不感症の年です。
見えないウイルスを意識しなければならない。
そのため、「ウイルスがあるかもしれない」と疑いながら
慎重になりながら生活しています。
都心では想像以上に緊張した時間を過ごしています。
人の緊張は続くものではありません。
どこかで弾けてしまうか、大きく凹んでしまう可能性があり
精神に影響が出てくるかもしれません。
そうした人への影響も今回は考えておかなければならないのです。
まとめ
「外に会食に行ったら1週間帰ってこないで」
と言われている人がいるそうです。
神経質になっています。
都心だけでなく地方でも同じ感覚になっているのを
目の当たりにしています。
神経質になっている人は、現状はまだ1割程度だと感じますが
これが増加し2割を超え過半数を超えると空気感がさらに変わります。
知っている人に感染者が出たらそうなるでしょう。
東日本大震災後にも似たような空気感がありました。
いつ来るのかわからない地震に対する恐怖。
見えない放射能に対する恐怖。
振り返ると似ています。
戦争は経験したことはありませんが戦時中も同様だったのでしょう。
・いつ来るのかわからない
・見てもわからない
しかも、完璧に防ぐ、逃れるのはできない。
こうしたストレスに対処するのも今後は覚えるほうがいいと思います。
なにせ長期戦ですから。
1年、2年間で終わらないかもしれない。
4年間、5年間かかるかもしれない、と考えるほうストレス減少に
つながると思います。