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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
在宅勤務になるのは営業部から
在宅勤務が増えていますが、テレワークに移行しやすい職種が
営業の仕事です。
本来、営業の仕事は外回り。
事務所にいないことが多いのでオフィスの利用率が少ない。
そのため真っ先に在宅勤務になっています。
外部の人との接触も多いので、感染リスクも高いという
理由もあります。
それにしても営業部(営業職)から在宅勤務になると
心配する面もあります。
なので在宅勤務のコツを考えてみたいと思います。
在宅勤務のコツ
在宅勤務のコツをいくつか紹介していきます。
家でひとりで仕事するには最初、習慣化が求められます。
初期の段階で習慣化が完成しなければ破綻するだけ。
そこが心配のタネです。
自己管理、セルフコントロールができるかがカギなのです。
通勤時と同じサイクルで
24時間の使い方。
時間のサイクルは通勤時と同じにしたい。
たとえば、起床時間。
通勤がなくなった分、遅く起きても始業には間に合う。
しかし、それだと在宅勤務によって怠惰になっただけ。
同じ起床時間でサイクルをまわしたい。
というのも、通勤が復活したときに対応できなくなる。
もしくは、対応するのに時間を要する。
同じ起床時間にして時間を有効活用するほうがいい。
これからは日の出時間もはやくなり、サマータイムへと
移行できる時期です。
起床時間をはやめてもいい時期になのです。
ワークエリア・ワークスペースの確保
自宅に仕事エリアがないのが普通です。
そのため仕事とプライベートと空間の区分けがありません。
できるならば仕事エリア(ワークスペース)を設けたい。
それは区切られた空間でなくてもよく、デスクとチェアーだけでも
ワークスペースになる。
実は空間をつくるのは大切なのです。
人は空間を意識しています。
仕事エリアをつくることで、そのエリアに侵入すると
スイッチが入るようになるからです。
あと、室内用の靴を用意するのもひとつの方法です。
靴を脱ぐと「くつろぎモード」になってしまうので
靴を履きワークスペースに入る、という儀式をつくると
仕事モードに切り替えられます。
着替える
仕事に出かけるときは着替えます。
休日のときはそのままの人もいます。
在宅勤務のときは、仕事モードをつくるために
あえて着替えるようにしたい。
スーツにこだわる必要はありませんが着替えると
スイッチが入り、仕事モードになります。
朝、テレビ会議でミーティングする習慣にすれば
必ず着替えるようになるでしょう。
そのためにも朝は一度テレビ会議で顔を会わせるのは
大切になるかもしれません。
通勤時間がなくなったので時間を有効に使う
通勤時間が往復1時間だったとするとその1時間が
新しく生み出されたことになります。
その時間を何に使いますか?
睡眠ですか?
それでは、せっかく新しく生み出された時間がもったいない。
この1時間を有効に使いたいところです。
たとえば
・新聞を丹念に読む
・書籍(ビジネス系)を読む
・資格勉強をする
といった時間に当てる。
仕事以外の時間の使い方が差を生んでしまいます。
プライベートの時間を削れ、と言っているわけではありません。
プライベートの時間も大切。
映画を見たり、小説を読んだり、ネットサーフィンしたりするのは
満足感を得るために外せないと思っています。
しかし、新しく生み出された時間をプライベートに当ててしまうと
進歩が少なくなってしまいます。
あくまでも新しく生み出された時間はチャンスです。
有効に活用すると自分への利益につながります。
雑談時間をあえてつくる
仕事の効率を上げるためには、一緒に働くスタッフとの
雑談は不可欠です。
雑談があるほうが仕事の効率が上がる、という実験結果も
あるほどです。
ひとりで在宅勤務だと、仕事のやりとりはしますが雑談を
しなくなるケースがあります。
それだと、仕事効率が下がってしまう。
防ぐためには、あえて昼休みに雑談タイムを設けて雑談の
ためのテレビ会議をするのもひとつの方法。
意図的な雑談が仕事効率を上げるのです。
リーダーは工数が増える
このように見てくるとお気付きの点もあると思います。
リーダーは在宅勤務の方が工数が増えてしまうのです。
オフィスに集まっているときは、自然に
・質問が来て
・雑談をして
・指示を出して
・報告をする
のがすぐにできます。
メールで送付する必要もなく、口頭で済ませられるのです。
これが在宅勤務だと、ひとつひとつに手間がかかってくるのです。
そのため、放置してしまうと3週間後には問題が発生しています。
まとめ
在宅勤務は
・仕事ができる
・仕事ができない
が明確になってしまうのも特徴です。
オフィスだと「がんばっている様子」に見えてしまう人が
在宅勤務になると仕事の成果を出さない。
成果物が出てこないのです。
がんばっている姿を見せるタイプの人は在宅勤務は
意識変革が必要になるのかもしれません。
在宅勤務にはメリットだけでなくマイナス点もあるのを
意識していきたい。
在宅勤務で仕事の優劣が明確になり、
在宅勤務ができない人は生き残れない