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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

際限なく働く

家で仕事するようになって労働時間が増えた人もいます。
特にマネージャー層は社内の連絡対応にはじまり
資料の取りまとめも含めて仕事量が増えているのでは
ないでしょうか。

オフィスに通勤する場合は、切り上げる時間(帰宅時間)
が決められているので強制カットされます。

これが在宅勤務だとそうならない。

働く時間とプライベートの時間の区分けがなくなり
いつまでも仕事してしまう。
無限ループ状態です。

経営者は、いつも仕事とプライベートの区分けが
なかったので、感覚的にはあまり変化はありません。

しかし、経営層以外の方の中には、このペース配分が
うまくいかない人もいるのではないでしょうか。

時間の使い方でうまくいかない事例から考えて
みたいと思います。

時間はあるのに

不思議なもので、ゆったり時間を使える状態のときほど
仕事がはかどりません。

在宅勤務になれば、どの時間に仕事をしても問題が
ないので、中には

  • 早朝に仕事する
  • 深夜に仕事する

といった極端な人も出てきているのではないかと
推測しています。

その時間帯が固定化されていれば問題ありませんが
時には早朝、時には深夜では逆効果。

時差ボケ状態に陥り、集中が持続せず、時間があるのに
仕事がはかどらない原因をつくっています。

時計

眠くなるから後回し

家で仕事しているとき、午後になると眠くなる人も
いるのではないでしょうか。

眠いのであれば、いったん昼寝してしまえ、と
仮眠をとってしまうと寝すぎてしまう。

起きてから集中力は増しますが、夜になると
眠くならない。
寝つけない。

こんなとき、どうすればいいのか。
仮眠を取るにしても仮眠時間にノウハウがあるのです。

それは
『8分間仮眠法』
です。

一度眠りに落ちるには、時間にして7分間程度かかると
言われています。
なので、8分間の仮眠を取れば一度寝たことになります。

8分後に起きればスッキリするのです。
時間を区切ることで仮眠の寝過ぎを防止。
ムダな時間を減らせます。

集中力が出てこない

集中力を発揮するには鍛錬が必要です。
いきなりできるものではありません。

集中力をスタートさせる動作、しぐさを決めておく。
ポジション(場所)・時間帯も決めておくといいでしょう。

いつもの時間、いつもの場所で集中力を発揮する。
それができるようになれば、仕事をこなす量は
一気に増え、時間があるのに仕事に取り掛からない
という現象を回避できます。

まとめ

fjconsultants

『ヒトは怠惰』が基本

自由でいたい動物です。
ジッとしていることもありません。

なので、在宅勤務でうまくいかにのは、それほど
悩むことではなく単なる習慣化されていないと
判断すればいいと考えています。
そこからスタートなのです。

時間があるのにやらない、のではなく
時間があるからできない、のです。
時間を制する習慣化がここでは求められています。

細かく時間を区切ってみるのも方法のひとつ。
時間を分解して細かくすればするほど、有意義に
なります。

集中力が続かない場合、すぐに違う仕事内容に
切り替えてしまう
のも有効です。

自己を管理するのは、自己を制すること。
毎日の積み重ねの中で培っていきましょう。