【fjconsultants365日Blog:4,163投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆

性格と状況の相互作用

人の行動は複雑。
正しいと思っていても、行動はちがうことがある。
なぜか。

ひとつには、まわりの状況が影響している。
環境が作用しているのです。

心理学のひとつに、下記の法則があります。

レヴィンの法則

B=f(P・E)
であらわされる。
行動=関数(人間性・環境)
のこと。
人の行動は、人間性と環境・状況が相互作用
しているという心理学の法則。

https://www.mlit.go.jp/common/001067785.pdf
(参考:人は「正しい」と判断して行動する)

今後は状況が影響する

なぜ、このようなレヴィンの法則を取り上げるのか?

それは環境の変化が今後どこまで影響するのか予測
したいからです。

ヒトの行動が現在はどこまで活発化したいるのか?
やはり環境の影響や圧力があるのではないか、と
考えています。

自粛は解除されたが、、、まわりの目が気になって
動けない

という声も聞こえてきました。

まわりを見渡して、自分が最初になりたくない。
目立ちたくない、
と感じるからです。

この、目立ちたくない、非難されたくない、という
環境は全国にあり、都心部より地方の方が影響が
大きいと感じます。

ということは、環境関数が大きくなっているのが
現在の状況です。

心配ない状況だと感じていても、行動できない。
これは人間性ではなく、環境が行動をフリーズさせて
いる。
そのように解釈できます。

通勤

状況を見て

まだ人は出歩いていない
かなりの人の数が外に出ていますが、最盛期と
比較したら半分に満たないでしょう。

電車の通勤通学は見ていると半減以下のように感じます。
電車、毛嫌いされているのでしょう。

自粛から完全復活するのは予想以上に時間がかかり
そうです。

6月末の状況を予想していますが、良くて6割7割まで
しか上がらないのではないでしょうか。

自粛明けの消費行動

自粛明けの消費爆発はない、と推測します。

消費を控えているのもありますが、消費を積極的に
行いたい人も環境要因によって遠慮してしまって
いる
のが根拠です。

この環境要因が解けない限り消費行動が活発になること
はありません。
自粛ムードという呪縛です。

日本は環境による影響を受けやすい体質を持っています。
自分の意見よりまわりの環境に合わせる方を優先するの
です。

なので「本当は大丈夫だと思うんだけど」と言いながら
行動できないのです。

この行動がわるいわけではありません。
その傾向が強いと分析しているだけです。

今回の新型コロナウイルスの影響が長期戦だと考えて
いるのは、こうした行動結果をもとに予測しています。

通販は活発化したいますが全体の景気を押し上げるまでの
規模にはなっていません。
全体から見れば部分的なプラス要因です。

自粛解除後の活況を期待してしまいますが冷静に事実を
見るしかなさそうです。

まとめ

自粛解除後の期待は即消失。
現実はゆっくり、慎重に進むようです。

決算の発表も明日5/29で区切りになります。
発表数が落ち着きます。
今週で環境の雰囲気がつくりあげられるので
そこで判断していきたいと思います。