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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
拡大と縮小
経営において価値逆転が発生しているのを
昨日は地産地消という視点で考えてみました。
ビジネスでは選択肢が多いほうが有利。 経営では選択肢を持っている企業のほうが強い。 交渉は選択肢の数で来まる。 仕事をしていると選択肢とは縁を切れないのです。 今年は、選択肢が減少していく年。 ビジネスの選択肢が狭くなっています。 具体的には、…
今回は【拡大】と【縮小】について
考えてみたいと思います。
縮小ばかりではない
後退期に入ると【縮小】、【撤退】の話しばかりに
なります。
減少、削減、といった単語も飛び交うでしょう。
ただ、経営の優先順位を考えたとき縮小、撤退、
削減だけで終わるわけにはいきません。
ようやくですが、小さいながらも成功事例も
出てきています。
ということは、経営において縮小、撤退、削減の
次は『拡大』ポイントを考えることになるのです。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいる
縮小をしながら拡大も考えて実践する。
経営とは、
ブレーキを踏みながらアクセルを踏み込むこと
だと感じます。
矛盾していますが、矛盾状態を成立させるのが
経営のチカラと言われています。
たとえば
- 撤退しながら新規出店する
- 開発費を減らすが新商品は出していく
- 広告費は減らすが問い合わせは増やす
- 訪問は減らすが活動量は増やす
といった戦略を考えていくのです。
これは万能な戦略ではありませんが、縮小を考えた
ときに、縮小戦略だけで終わらせないのがココでは
ポイントです。
まとめ
経営の優先順位(プライオリティ)は単なる順番では
ありません。
ひとつが終われば、次に取り掛かる。
できることなら、同時並行で進行することもあるのです。
この時期、縮小、撤退だけで終わっていると次に
つながりません。
最近の成功事例を見ると、次につながる拡大ポイントが
カギになると感じます。
それは、単に経営者の時間の投資でも大きな成果が
あります。
どこに時間を投資するのか。
ひとつヒントがあるとすれば、この時期にいかに
新しい人と出会う機会を創出できるか。
そこで差が出ているように感じます。