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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
デジタルと名がつく
新しい用語に【デジタル・・・】という名称が目に
つくので、また増えているのでしょうか。
デジタル化といっても様々な意味があります。
そもそも音楽がアナログからデジタルへと移行した
ときから、【デジタル】というコトバを意識し始め
たのではないかと思います。
レコード盤からCDへの移行時期なので、1980年代
のできごと。
個人パソコンも普及期に入ったころでもあり、日本
ではNECのPCシリーズが印象に残っています。
今は、こうしたデジタル機器のことを指している
わけではなく、さらに広い範囲で使われています。
今回は最近気になる用語【デジタル◯◯◯】をいくつか
取り上げてみたいと思います。
デジタル接客
新型コロナウイルスの影響でアパレルなどの
店舗が休業になりました。
緊急事態宣言で来店もなくなり、解除後も元の
通りの来店客数にはならないのが現状です。
そんな中、新しい接客として【デジタル接客】が
あらわれてきました。
もともと通販では、『チャット接客』が徐々に
広がっていたのが現状です。
ここに、リアル店舗の接客を持ち込んだのが
【デジタル接客】というわけです。
店舗によっては、Zoom接客を行っているところもあり
通販ECとリアル店舗が融合した形になっています。
通販ECの不満の解消にもつながりますし、リアル店舗
の不満も解消していくのではないでしょうか。
あと、お客様が「デジタル接客でもいい」と許可を
与えているのも今回の特徴です。
DX:デジタルトランスフォーメーション
今や【DX】といえば、ビジネスでは
【デジタルトランスフォーメーション】
のことを指しています。
具体的には、下記で取り上げました。
経済産業省が出したレポート「DXレポート」に書かれた 2025年の崖が業界では話題になっているようです。 骨子は日本がデジタルトランスフォーメーション(DX)が 進まなければ「最大12兆円の経済損失が出る」という予測。 基幹システム老朽化に警鐘を鳴らしている内容なのです。 そのタイミングが2025年に来るであろう、と予測しています。…
経営を進化させ、優位性を構築したり、再構築する
ためのデジタル化がデジタルトランスフォーメーション。
かなり楽しい世界で、さらに進むと予想しています。
デジタルがすべて良いとは思えませんが、デジタル化
によってムダがなくなり、ミス、ロスが減り、生産性が
上がるからです。
今後も進化する世界であり、止まらないでしょう。
その点を見誤ると経営が行き詰まると考えています。
まとめ
デジタル化が進むというのは、企業にとっては
進化です。
場合によっては企業の能力が拡張し生産性が上がります。
何倍にもなる企業も出てくるでしょう。
というのも、
- 移動を必要としない
- モノを必要としない
からです。
持たない経営からリアルを必要としない経営へと
移行できる可能性があります。
ただ、すぐにそうなるわけではありません。
20年後〜30年後には実現しています。
経営はその点まで予想してビジネスを構築するのが
正解ではないでしょうか。