【fjconsultants365日Blog:4,207投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
社内勉強会で
社内勉強会。
ちょっと先輩社員が新人スタッフに教える場。
同席させていただく機会があり眺めてたところわかったことがいくつかありました。
教える人によって、知識移転の量がちがうのです。
受け取り側の頭の中に入ってくる量がちがう。
教える側のレベルが大きく違うのです。
その違いはどこにあるのか、わかりますか?
教える人のレベルとは
しゃべり方が上手、よどみなく話している、といった点も大切ですが、わたしはそれ以外の点が気になったのです。
それは、話している内容です。
大きく2つに分かれてしまう領域です。
①話している内容が単にテキストを読み上げているような、知識を伝えているだけの場合。
もう一つは、
②聞いている人の頭の中に今回伝えたい内容の棚を作ってあげるような話の順番で伝えている場合。
違いは紙一重
この違いが良い一見するとほとんど判りません。
伝えている内容は同じように見えるからです。
しかし聞いている人にとっては評価が大きく分かれます。
単にテキストの内容を読み上げているだけですとわからない人にとっては最後までわからない世界に
取り残されるからです。
特に初めて聞くような専門用語が頻繁に出てくるような内容の時はその傾向が強い。
もう一方の、聞く人の頭の中に棚を作ってあげるような話しをする人は、まず大きな枠から話しをスタートします。
なぜなら今回話す内容がどこまでの領域の話しなのかを最初に想像させているのです。
脳が理解する構造
実はこの作業、脳の使い方にとっては非常にありがたい
仕組み。
人は相手の話を聞くときに実は推測しながら聞いているからです。
相手は、このような話をしているから、次はこのような段階の話しになり、結末はこんな話しになるだろう、と頭に思い浮かべながら話しを聞いているのです。
なので今回話をする領域が自分の知っている範囲なのかどうかを確認したがるという傾向にあります。
なので最初が大切。
最初に話す内容が、
・どのジャンル
・どの領域
の話しなのかを説明することで、とてもわかりやすい話しになるのです。
難しい内容を簡単にわかりやすく
難しい内容をそのまま話している人がいますが聞いている人にはストレスしか残りません。
難しい内容を話すとき
「難しい話をより難しく話す人」
「難しい話を普通に難しく話す人」
「難しい話をわかりやすく話す人」
の3パターンに分かれます。
仕事においては、難しい話しをわかりやすく、シンプルにする人の方が周りの協力を得られやすい。
評価が高いです。
社内に限らず、お客様に対しても、簡潔にわかりやすく話しをする人が信頼されていきます。
まとめ
ミーティングにおいても自分の言いたいことだけを羅列して発言される方がいます。
聞いていてストレスばかりです。
特に話している全体像が見えないので、何を伝えたいのかこちらに伝わってきません。
発言にはパターンがあります。
①結論
②理由根拠
③状況説明
というパターンや、
「お伝えしたいことが3つあります」
といった定番のパターンです。
定番のパターンと違う場合を思い返すと結論を言わず、いきなり状況説明を長々とするので、
結論もわからない時間が続きます。
聞き手側が暗中模索の状態が続き、イライラすることも発生します。
このような場合、結論からはっきり言ってもらうとわかりやすい。
・イエスなのかノーなのか
・賛成なのか反対なのか
・進めたいのか撤退したいのか
そこから話をすればミーティングの時間は、半分から3分の1になっていきます。
生産性が向上していきますし、ストレスも軽減されるでしょう。
わかりやすい説明スキル、理解しやすい発言スキルはビジネスをする上では初期段階で習得しておく内容だと感じています。