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組織稼働率を下げないポイントとは

【fjconsultants365日Blog:4,210投稿目】
~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

毎年同じ問題

ミーティングでこんな発言がありました。
「梅雨なので遅れています」
「雨天が続くのできあがりません」

これ正しいのでしょうか。
何かおかしさを感じませんか。

「梅雨って今年だけなの?」
と投げかけました。

毎年梅雨がやってきます。
それなのに梅雨を原因とした遅れが生じているのが
おかしい。大きな疑問を感じるのです。

毎年の課題が、解決をしないままに1年が過ぎている
のです。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

解決されない理由


実は1年に1回しか発生しない課題ほど、このように
未解決のままやり過ごされることがあるのです。

課題が発生したときに、とりあえずまわりの協力を
得て何とか乗り越えている。
もしくは、お客様に了解をいただいて延期する、
といった無理やりな解決で終わらせているのです。

終わった時に、「何とかなった」と担当者は感じて
いるので解決の仕組みを作ることありません。

リーダーへの報告では「何とかなりました」と問題が
あたかも解決したかのような報告をして終わってしまう
のです。

リーダーが「解決しておくように」と指示しても、
次にこの問題が発生するのが1年先なので解決への
モチベーションも上がらずフェードアウトしていく
こともあるのではないでしょうか。

アゲンストの風が吹いています

営業ミーティングの報告の中で、ベテランの営業担当が
「現在アゲインストの風が吹いている状況です。なので、、、」
と報告し始めました。

これ、もっともらしい状況を説明しているように見え
ますが営業ミーティングの中では不要です。

なので
「アゲインストの風が吹いているのは世界中です。
ここだけがアゲインストの風を受けているわけでは
ありません」

と解説をしました。

ここに関しては年齢を問わず若手の方も理解を示して
いました。

なぜこんな細かいことに注意をするか?
それは、アゲンストの風があるからという意見が営業の
活動低下を招くからです。

特にベテラン営業担当がこのような発言をするとチーム
全体が意気消沈します。

もしくは「あまり行動しなくても良いのではないか」
「結果があまり出なくても仕方ないよね」といった
雰囲気をつくってしまうのです。

この部分を見落としたくないポイントです。

まとめ

組織は小さなこと、細かいところからほころんでいきます。
崩れていくのです。

この小さなポイントや発言に気がつくことがリーダーに
求められるスキルです。

もっともらしい事情説明によって組織の勢いが止まったり、
行動が抑制されてしまうのは、今後発生しやすいと思われ
ます。

そのため目を光らせて一つ一つの行動や発言に不要なもの
が混じっていないのかを確認することで今後の組織稼働率
低下を防ぎます。

組織稼働率という指標が今後は会社の業績に大きく左右
するでしょう。

単に数値管理だけをしていれば実現するかといえばそう
ではない部分なので奥が深いと感じています。

組織の細部まで確認することからだと感じます。