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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
急な相談
コロナになってから緊急の相談事、電話が増えています。
「朝からすみません」と連絡が先日もありました。
内容が多岐に渡りますが、相談事の多くは
・急な環境変化
・急な対応が求められている
・決断が迷う
といった内容等です。
自分で決められないこと、決め切れない事が相談事と
発生しています。
こうした状況の中でどのように判断していくのか、迷う
かもしれませんが、ある一定の基準で考えれば見えてく
る判断基準があるのです。
その点を今回は深掘りしていきます。
現状把握
すぐに売り上げが挽回しなければならない状況が
あるとします。
何を判断しなければならないのでしょうか。
まずは現状把握。
お金の入りと出を把握しておきます。
あと最近の相談内容として多いのが、休業について。
スタッフをどこまで休業させるのかという判断に迷う
ところです。
休業させると仕事が溜まってしまいますので将来へ
の準備は不足になりがち。
自動車のアクセルを緩めてしまうのと同じようなこと
になってしまいます。
可能な限り休業するスタッフを減らし、将来に備える
のがベストではあります。
ではどの程度将来に向けてスタッフを稼働させるのか
判断に迷うところです。
精鋭主義
正直なところ不景気な状況で売り上げを挽回するには
実力のあるスタッフが欠かせません。
少数精鋭主義を優先とする決断をとることもあります。
結果を出せる人たちだけフル稼働させる考え方です。
不景気になると結果を出す出さないは明確に分かれて
いきます。
その点は数値で冷静に判断して良いのではないでしょ
うか。
不景気になればなるほど雄弁に語るスタッフの方もい
ますが、そんなことより数値で判断をせざるをえない
ところもあると考えています。
スポーツで言うところの点数やスコアを稼ぐことがで
きる選手を優先的に選ぶ事が判断として求められてい
ると思います。
まとめ
こうした判断基準の話をすると冷酷だと言われるかも
しれませんが、経営は継続することの方が優先であり、
ときには全員が納得するような判断ができない状況も
あるのです。
なのでどこを
・優先的に力を入れていくのか
・投資していくのか
・エネルギーをかけるのか
・人を配置するのか
を決断しなければならないのです。
スポーツに例えて考えると選手の采配に対して監督が
いろいろ言われるのと同じような状況です。
結果的に良ければその選択が良かったと賞賛されるで
しょうし、結果的に負けてしまえば監督の采配が悪い
と言われます。
すべて結果次第です。
結果を出すつもりで最善のチョイスをするだけで、後
は結果は待つだけのこと。
慣れてくるとそれほどストレスなく決断や判断ができ
るようになりますので、何事も決断するまでの間に納
得いくまで考える、調べる、人に相談してみることが
ベスト。
それが最適なプロセスを生み出して結果にたどり着く
のではないかと思います。