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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
「ですね」のひと言で売上減
報告に対するリーダーの返信は今後の業績を大きく左右します。
例えば
・メールの返信
・グループウェアへのコメント
などは気を使って返信をしなければならないのです。
安易に返信すると発言をそのまま認めてしまうことになるのです。
そうすると、それ以上人が動かない。
結果につながらないのです。
例えば先日もこんなことがありました。
ベテラン営業担当の報告です。
新規開拓で営業訪問した際の報告の中に
「(お客様の)ガードが固いです」
とコメントがあったのです。
そこで対してリーダーがひと言
『だよね』
と返信しました。
たったひと言ですが、このひと言で将来の売上を失ってしまったのです。
金額にして数百万円から数千万円という単位で将来のチャンスロスを招いていることに気がつくべきではないでしょうか。
言い換えれば将来の得られる利益をたったひと言で失ってしまっているのです。
具体的に考えてみます。
細心の注意を払う
ガードが固いです、と言うコメントに対しては、
「だよね」ではなく「そうかな?」と返すべきなのです。
ミーティングではこんな解説をすべき。
「今回の訪問先が注文につながらないということが確認できただけです。
他のルートを探すのが営業の仕事ですので一緒になって考えていきましょう。
断言する必要はありません。
可能性を追求する姿勢をベテランとして見せてください。
できないことを証明するのか仕事ではありません。
ガードが固いですというコメントはベテランとしてかっこいいものではありません」
と具体的に説明しましょう。
ラインを引く
リーダーが組織内、チーム内の一線を引く担当です。
ある一定の基準のラインを引く係でもあるのです。
スタッフが難しいといったことに関して同調する立場ではありません。
そこに対しては、今後何ができるのが一緒になって考えてあげる立場なのです。
景気後退の時期には、
・難しいとか
・何をやってもダメだ
・不可能です
・限界です
・意味がありません
などのコメントが多発します。
すべて根拠のない発言です。
というのも世の中に実現している企業が1社でもあれば不可能とは言い切れないからです。
まとめ
できないことを証明する時間は単なる時間の浪費でしかないと考えています。
ビジネスは単純にできるを追求する場であり全員の貴重な時間を使って取り組んでいる内容だと考えています。
貴重な時間を浪費することありません。
過去の話はどうでもいいので次の将来につながる話打ち合わせをするべきです。
そのほうが楽しいはず。
仕事の醍醐味は誰もやってないことをブレイクスルー(突破)することだと考えています。