【fjコンサルタンツ365日Blog:3560投稿目】

リーダー

業績が良くなると発生する事象

業績が良くなっている会社が増えていますが

業績が良くなることに慣れていない会社では

さまざまな事象が発生します。(発生しています)

たとえば

・リーダーの変貌

が目立つようになります。

一生懸命仕事をしなくなったり、真剣に考える

ことをしなくなります。

自分から動かなくなるのです。

それだけならいいのですが、

・あれがない

・これが不足している

という単なる指摘だけをする人が出てきます。

自分で解決しようという姿勢がなくなって

しまうのです。

当事者意識が薄れるという表現をこの場合では

します。

まずい状態になりつつあるということです。

他の面からもリーダーの変貌ぶりを取り上げてみます。

具体性がなくなった

ひとつには、変貌したリーダーの発言を

振り返ると「具体性がなくなった」と

感じることがあります。

・難しいことは言わない

・数値で会話しない

といった感じなのです。

そにかく表現が抽象的すぎて何を言って

いるのかわかりません。

リーダーの元にいるスタッフには伝わって

いないのです。

会社が目指す方向性や具体性が何も伝わらず

単にやわらかい表現をしているだけです。

これでは先が思いやられます。

というのも、具体性のない言葉を語るリーダーが

結果を導くことはビジネスの分野では

ありえないからです。

自由気ままに行動して結果が出ることはないので

抽象的な表現しかできなくなったリーダーが

導くのは抽象的な結果だけです。

リーマンショック後に結果を出せなかった

リーダーの姿がフラッシュバックします。

雰囲気を重視するようになった

他にも、雰囲気を重視するリーダーが増えた

ようにも感じます。

仕事は

・楽しくやりたい

・厳しいことを言わない

という方針に切り替わるのです。

なんとなく「楽しくやろうぜ」といった感じで

目標達成の喜びや楽しさを追求しているのでは

ありません。

なぜなら、行き詰まったことが発生したときに

正しい対処をするわけではなく、どちらかといえば

・目をつむる

・特例として認めてあげる

という行為に走るのです。

「まあ俺がなんとかするから」

「上には黙っておくから」

といった感じでしょうか。

隠蔽体質に陥る危険性もあります。

リーダーの存在感を出すために

こうした形で特権を振りかざす人も

いるのです。

リーダーは結果で存在感を出せばいいところを

雰囲気だけしか語らないので結果も出ず

リーダーとしての存在感もない状態なのです。

リーダーの役割としては本末転倒です。

経営はリーダーが役割を理解し、その役割を

行動で示すことです。

業績が良くなったからといってリーダー全員の

実力が上がったわけではありません。

一部のリーダーが力をつけただけで他のリーダーは

現状維持の場合もあります。

その点を見極めて経営を進めることが大切だと

感じるこの頃です。