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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
どうして
どうしてなのでしょうか。
焦りから来るものなのかもしれません。
経験のない仕事をはじめるとき、異動になったとき、すぐに成果をあげたいと思う気持ちからか我流に走る人がいます。
我流を出すことはわるいことではありませんが、我流を出す割合は最初は少なくする方がいいでしょう。
様々な成長パターンがあるので正解はありませんが、今回は最初に自信をつけ過ぎてしまうケースを振り返りたいと思います。
自信はつける方がいいが
早い段階で『自信』を持つようになると声も大きくなり仕事ができるようになります。
しかし、見落としたくないのは自信はつけるが、基本はまだ身に付いていないことです。
基本を完璧に習得、というのは大きく飛躍するための秘訣。
外すことはできません。
早々に自信をつけ我流に走る人は成長が止まる。
実力が止まる。
そんな人を何人も見てきました。
スポーツだと理解しやすい。
基本を習得していない我流の人ほど伸び悩む。
そこそこまで行くが、トップクラスには入らない。
仕事でも同じだと感じます。
基礎に含まれるもの
基本、基礎と呼ばれる内容があります。
これは簡単にできあがった内容ではありません。
何人もの人を育てた経験を元に考え出された内容です。
なので新しいことを身につけるときは
・基礎練習
を毎日繰り返すことからはじめると結局のところ時間短縮につながります。
時間の節約になるのです。
ただ基礎練習をしているときは、短縮につながる感覚は少なく、次のステップへとすぐに行きたくなってしまうので厄介です。
これも経験から学ぶ内容なのかもしれません
守破離のおさらい
守破離を英語で表記すると次のようになります。
守(learning the basics)
破(breaking the basics)
離(transcending the basics)
https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=20098&file_id=18&file_no=1
基本を習う
基本を破る
基本を上回る
が英語の直訳。
こちらの方が理解しやすいかもしれません。
基本を身につけなければ、破ることも上回ることも不可能。
そう知っておくだけで人生は効率的に過ごすことができます。
まとめ
なんでも器用にこなす人がいます。
器用な人はなぜ器用なのでしょうか。
それは、単に『習得スキル』が高いだけです。
習得のコツを知っているからです。
器用な人ほど基礎練習を重視しています。
そこに時間をかけるほど習得時間短縮につながるのを知っているからです。
基礎練習を集中的に行う。
集中して反復させる。
一気に基礎を覚える。
こうしたプロセスを知っているからです。
逆に基礎練習をゆっくりする人ほど気持ちも持続せず、ストップしてしまいます。
身につかないので面白くないからです。
この違いを早い段階で知っておいてほしいと思います。