【10年超:fjconsultants365日Blog:4,411投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
足かせでしかないのです
人間って変わることがあります。
変身する。
成長するのです。
しかし、成長するときプラスの方向に行くとは限らない。
こんな言葉が頭に浮かびます。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
→「稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくる。学問や徳行が深まるにつれ、その人柄や行為がかえって謙虚になることのたとえ」
成長すると、なぜか上記とは逆のマイナス方向に向かう人がいるのです。
間近で見ていると残念な気持ちに陥ります。
先日もミーティングで『こんなの意味があるんですか。足かせでしかないのです』と意見を言っている方がいました。
この方、最近実力を発揮し結果を出している。
社内でも目立つ人でした。
しかし、この発言は・・・どうでしょうか。
結果を出せば
結果を出すと意見を求められる立場になります。
どうやって結果を出しているのか、他の人が求めてきます。
意見も尊重されやすくなります。
ただ、ここでカン違いも発生しやすい。
自分の意見が社内で通るようになるので、何でも言っていいのではないか?と思い始めてしまうのです。
そこで2つに分かれていく。
プラス方向に成長する人は『実るほど頭を垂れる』感じになっていきます。
謙虚な人になっていくのです。
自信をつけ、落ち着きを養い、安定した人になる。
余裕を感じさせる人になっていきます。
その一方でマイナス方向に行く人は、自分のことしか考えていない意見を無理に押し通そうとします。
声が大きくなり、ときには荒げることもあるのです。
まわりの目も冷静に見ており、『その内容は単なるワガママではないのか?』と受け取っていたり。
優秀な結果を出しながら孤立化していくパターンです。
実るほど頭が反り返っていく現象と言えるでしょうか。
頑張っているのに
この時期に結果を出している人は仕事量も多く頑張っています。
その結果をまわりが認めてあげたい、と思っていますが態度ひとつで評価が逆方向に動いていきます。
まとめ
これだけ頑張っているのに認めてくれない、という感情もあるのかもしれません。
それが焦りにつながっていることもあるのでしょう。
まわりの評価は時差があるのが普通。
そう思っておけば間違いありません。
評価は、時間をかけて本当の価値に収斂(シュウレン)していく。
そう考えるだけなのです。
その原則を知らないとマイナス方向へと行ってしまうことがあるので原則を知っておくのは必要だと感じています。
結果を出した瞬間に評価されることはない。
そう思っているだけでいいのです。