fjコンサルタンツ 経営情報Blog

〜隠れた事実を見抜き、現場を変え、経営の壁を超える。経営者の思考法 経営の展開図を公開〜

『経営継続とは選択肢の数で決まる』

【10年超:fjconsultants365日Blog:4,421投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

不況らしい

好景気と不況。
仕事の内容が真逆になります。

年明けから見ていると
『厳しい選択』
をしている企業が増えているのではないでしょうか。

厳しい選択とは、打てる手が少なくなっていることを示しています。
『経営継続とは選択肢の数で決まる』
と常日頃から考えています。
企業規模ではない、と感じています。

なぜ大手企業でも経営が継続しなくなるのだろうか。
それは選択肢がなくなるからです。
実際に発生している選択肢がなくなる事象を振り返ってみます。

選択肢狭まる

『このままだと窮地に陥る時期が来ます』
と数年前にお伝えした企業があります。

その企業のお客様構成が偏っていたからです。
『それはわかっていますが・・・増えていくのです』
とおっしゃっていました。
お客様が成長しているので取引額が増えている。

当然ながらこちらの売り上げ利益も増加。
どちらかと言えば、うれしそうな感じでした。

それが不況時になると、大きく頼っていたお客様から取引中止のお知らせが届く。
売り上げの3割以上をひとつのお客様に頼っている場合、選択肢は残されているだろうか。
5割の売り上げが消滅したら何を選択できるのだろうか。

売り上げが

売り上げがすべてを解決する。
利益をともなわなければもちろん解決しませんが、コストダウンで補える範囲は限られるからです。

売り上げが大幅ダウン、3割ダウン、5割ダウンの大不況時には選択できることに限りがあります。
上場企業は情報を公開しているのでわかりやすい。
・資産売却(在庫・車両・不動産・設備の売却)
・金融機関からの借入(資金調達)
・休業する
・希望退職を募る(現在上場企業の約100社が希望退職の募集しています)
・休職させる
・出向させる
・人員削減計画を実行する
・出資を受ける
・事業譲渡
という流れが見て取れます。

この流れは毎回同じ。
他に選択肢がないからです。

その一方で

その一方で、大不況は10年に一度、20年に一度の割合でやってくると想定していた企業は、余力があります。
内部留保を確保しています。
大企業は内部留保が多すぎると数年前に取り上げられたことがありますが、リーマンショック時に資金難になった企業ほど内部留保を厚くしました。
自力で経営する領域を増やしたのです。

それもこうした大不況のためにです。
そのため現在は次のステップへの準備をしています。
守りではなく発展の軌道に乗っています。

まとめ

経営の選択は、無謀では選択肢が減るだけです。
たとえば、今回の選択によってどこまで影響を受けるのか、このままだと影響が何%及ぶのかを考えておくのは日常。
普通のこととしたいです。

今が良ければ将来の影響度が下がるわけでのありません。
あくまでも万が一に備えて考える側面を忘れないようにしたいところです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/