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業績連動報酬から固定報酬へ。 年2回の賞与を年4回へ

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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

固定給に

営業の給与体系見直しが報道されています。
生命保険の営業職について。

今までは、成績に応じて大きく上がり下がりしていました。
過去には武勇伝を聞かされたこともあります。
『給与袋が立った』
と自慢されたことも記憶しています。

とは言っても、そんな自慢話を聞かされても給与袋で給与をもらったことはありません。
リアル感はなかったです。

そんな生命保険の営業職の給与を固定(全額)にするという報道がありました。
22年度から全額固定にする、というのです。

明治安田生命は22年度から営業職員の報酬の決め方を見直す・・・
・・・(中略)・・・業績に応じて毎月大幅に上下させていた給与を
全額固定給に切り替える・・・(中略)・・・
契約実績に応じた報酬は賞与を年2回から4回に増やす

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70341840V20C21A3EE9000/

生命保険業界は営業職の採用に苦労してきました。
コロナ禍でも採用枠を広げて積極的に採用に乗り出している企業もあります。

そんな中で営業職も固定給にするのは、採用戦略も関わりがあるのでしょう。
業績に応じた報酬より固定給を望む人が増えてきた。
そのように読み取れます。

振り返ればそうですが、今の20代は業績連動の報酬を望む人の割合が減っています。
業績連動は成績がよければ報酬も増えるというメリットもありますが、マイナス点もあります。
成績が悪ければ立場がわるくなる。
叱責される。
このマイナスポイントの方を痛みとして、大きく感じているのです。

賞与回数増加はなぜ

もうひとつユニークだと感じたのは賞与回数。
年2回から4回に回数を増やす。
年間の賞与総額は変わらないと思います。

ただ回数を増やすのは、企業側にメリットが大きい。
離職率が減るのです。

3ヶ月ごとに賞与をいただくことになると辞めるタイミングが見つけられない。
実際に賞与4回にしている企業の人が、そのような感想を述べています。

6ヶ月ごとの賞与だと、賞与をいただいてから辞めよう、というきっかけになりやすい。
しかし、3ヶ月ごとだとタイミングを見失う。

今回もそのようなことを狙った施策でしょう。
営業職の賞与は年4回という制度は広がるかもしれません。

まとめ

報酬制度はスタッフにとっては1番の関心ごとです。
業績連動報酬から固定報酬へ。
年2回の賞与を年4回へ。

これは参考になる事例だと感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/