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旅行に行くモチベーションが他に移っている

fjconsultants365日Blog:4,487投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

旅行に行けない

旅行に行けない状況が続いています。
海外旅行は消滅したままです。
しかし、旅行には満足させるコトがあったはず。
それは他に代替されているのでしょうか。

今回は代替された内容考察の前に旅行者の心理について取り上げます。

旅行者行動

旅行者行動には旅行者の心理、モチベーションが大きく影響しています。
その旅行者モチベーションを整理することで見えてくる領域があります。

「旅行者行動の心理学」より「旅行者モチペーションの分類」

https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=16414&item_no=1&page_id=13&block_id=21

基礎的モチベーション

基礎的モチベーションには、下記11項目があります。

a.逃避動機づけ
b.リラックスすること
c.遊び
d.家族の絆の強化
e.威光
f.社会的相互作用
g.性的機会
h.教育的機会
i.自己充実
j.願望充足
k.ショッピング

https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=16414&file_id=19&file_no=8

旅行には『開放感』がある、と表現されます。
その開放感を具体的にすると、この基礎的モチベーションとなるのではないでしょうか。

逃避、リラックス、は開放感そのものです。
開放感を得られると、次は充足。
願望を充実させるためにショッピングなどの行動に移るのです。

旅行者モチベーション9タイプ

9タイプの旅行者モチベーションは下記になります。

a.健康・・・身体的、精神的
b.好奇心・・・文化、政治、社会、有名人、自然の驚異、天災
c.スポーツ・・・[参加]狩猟、魚釣り、ゴルフ、テニス、チーム試合、[観覧]フットボール、野球、陸上競技、競馬
d.楽しみ・・・旅行、美術、音楽、催しもの、ギャンブル、ハネムーン
e.精神的または宗教的・・・巡礼(聖地詣で)、会合、メッカ訪問、遺跡、演劇、ミュージカル
f.専門的・職業的・・・研究調査旅行、会議出席、業務出張、教育
g.友達・親戚
h.ルーツ探し・・・母国訪問、家系調べ
i.自尊心

https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=16414&file_id=19&file_no=8

旅行のモチベーションを上記のように分けると見えてくるのは、旅行者を満足させるコンテンツ。
具体的には『アクティビティ』と呼ばれるジャンルです。
日常では経験できない非日常の体験ができる機会があると旅行へのモチベーションが上がります。
満足度も高いです。

アウトドアが流行りではありますが、それだけでは満足度は低い。
そこに上記の内容がひとつでも追加されると一気にモチベーションも上がりますし満足度も上がります。

まとめ

このように旅行者のモチベーションを分解して見ていくと消費者心理が透けて見えてきます。
旅行はできなくなりましたが、こうしたモチベーションを他のところで充足させているはずです。
そこがカギになります。

旅行は歴史が古くツアリズムは定着しています。
人生の一部です。
それが現在抑制されているのは歴史的にも稀有な時代です。
しかし、そこから新たなジャンルが生まれてくるような気がします。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。