fjconsultants Blog:4,529投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
統計データをグラフ化
経済産業省のWebページで統計データのグラフ化ができるようになりました。
サービス名は『グラレスタ』です。
グラフ化してくれるサービスはありがたい。
視覚化された統計データは傾向がつかみやすいからです。
使い方は下記に説明されています。
https://www.meti.go.jp/statistics/pr/etc/graresta_manual_20210329.pdf
1600品目のデータがグラフか可能。
試しに水性ボールペンの生産数量を出して見ました。下記↓
水性ボールペンの生産量は増加しておりましたが2020年に急減。
経済活動が止まるとこのような水性ボールペンの生産量が一気に急落することがわかります。
消費されなくなった、とも言えますし、買う機会も減ってしまったとも解釈できます。
ノートやボールペンは生産量が増えていたのでパソコンと文具が両方使われていた現実があります。
本当のデジタル化(ペーパーレス)はされていなかった。
それがテレワークの増加と不況で一気に下がり、ようやくデジタル化されたのではないかと考えています。
誰でも簡単に無料で10年分の統計データをグラフ化できる 統計グラフ化ツール(グラレスタ)
https://mirasapo-plus.go.jp/hint/14583/
コンビニの変化
コンビニの状況も変化しています。
コンビニは、通勤する人の人数によって利用者が左右されます。
立地が都心部のオフィス街や駅前の立地のコンビニエンスストアは売り上げが減少しています。
減少した領域は
・コピー
・宅配便
・各種チケット
などのサービス売上が最も大きく、この領域は10%近く減少しています。
消費支出の統計からわかることは、増えている支出が出前サービスの領域。
コンビニエンスストア業界はこの出前サービスにも進出しています。
ネットコンビニ、デリバリーへの進出です。
新しいあり方を模索している状態なのです。
まとめ
統計データからわかることは、長期的な増減、短期的な増減です。
どこに消費が移動したのかわかることもあります。
顧客が移動した先がわかることもあります。
消費がストップした動きも理解できます。
この企業、10年後にはこうなるなと想像したことがその通りになったことを見ると長期的な推測の方が正答率が高いと思います。
根拠となる数値を元に視野を広げる、視野の種類を増やすことを普通の会話としたいところです。