fjconsultants Blog:4,531投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

動画が受け入れられる理由

「本を読むのが面倒」「なんか本読むのは疲れる」
これ、本音です。
読書は疲れる作業でありパワーが必要です。

読書と比較するとわかりますが、動画視聴は受け身。
音声と映像が流れてくる。
流れてくるコンテンツを受け入れるだけ。
労力がかかりません。
エネルギーも消費しません。

時間で比較するとわかりますが、動画なら何時間でも視聴できます。
しかし、読書をし続けるのは困難。
小説などは没入すれば可能かもしれませんが、仕事のための読書となるとそのようにはいかない。
とくに既知ではなく未知の領域へ入るときはエネルギー消費が大きいのです。
そのためか、読書は敬遠される傾向にあるのです。

book

読書は能動的

読書は文字の書籍を読むことだけではありません。
漫画(マンガ)も読書に入ると考えています。
というのは、最近聞く話しですが、動画ばかり見ている子どもほど読書ができない。
できないというより、読者の方法がわからない。
マンガであっても読み方がわからないのです。
そのうち、読書を教える塾が出てくるのではないでしょうか。

受け身は満足度が高い

受け身で情報を得る内容と能動的に情報を得る場合では何が違うのでしょうか。
大きな違いがあるのは予想できますでしょうか。

受け身の場合は、情報を得る満足度は高いです。
しかし、その情報は一面だけであり偏りが出てしまいます。
多面的ではありません。ハマってしまう恐れがあるのです。

満足度は低いが多面的

その点、書籍は多面的になります。
複数の書籍を見るからです。
しかし、一冊を読んでも得られる情報には満足しないことが多い。
探していた内容が見当たらないからです。
書籍のレビューにも「得られるものがない」と書かれることが増えています。
1回で正解を求める傾向が強くなっているのが原因でしょう。
短絡的になった、と表現するできるのかもしれません。

まとめ

読書をしない人が増えると考えない人が増える。
組織でも同じです。

するとどうなるのか。
洗脳されやすくなります。
間違った方向に進んでもの反対意見が出てこない。

仕事の場合、全員が賛成する組織はおかしい、という説があります。
しかし、経営者やリーダーにとってみれば全員賛成の方がやりやすい。
そのため、考えない人を増やしたがる組織もあるのは事実です。

しかし、世の中は変化して多様性を求めています。
それでいいのでしょうか。
読書から能動的姿勢、多面的な組織について考えてみました。
時間があるときに再考したいポイントです。