fjconsultants Blog:4,532投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
人口減少は予定通りだが
令和2年の人口動態概況について発表されました。
予想通りの人口減少、53万人が減り(自然減)、減少幅は過去最大。
毎年の恒例行事になりつつあります。
また、出生数が84万人で過去最小を記録。
令和3年(2021年)は80万人を割るのではないかと予想されています。
日本の長期的な低迷が人口減少と関連があるのは証明されつつあります。
戦後の高度経済成長も人口ボーナスが要因だったと認識されるのではないでしょうか。
少子化加速、成長に危うさ〜20年に生まれた子どもの数(出生数)は2.8%減り、過去最少の84万832人となった。婚姻は12%減の52万5490件で、戦後最少を更新〜:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72623870U1A600C2EA4000/
増加傾向から減少へ
一方、流れに変化があったのが死亡者数。
増加傾向にあったのが令和2年(2020年)だけは減少。
これが一時的なものなのかどうかは今後の数値によって判断しなければなりません。
内訳で特徴的なのは、肺炎で亡くなる方が1.7万人減ったことです。
これは想像していることと数値に相違がある部分ではないでしょうか。
死亡者数137万人、11年ぶりに減少〜コロナが死因となったのは3466人だった。肺炎で亡くなる人は1万7073人減った。〜:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72623900U1A600C2EA4000/
まとめ
人口動態は長期的な傾向と短期的なできごとの両面から見ていきます。
同じことが2年間、3年間と続けば流れとして認定できます。
しかし、単年度だけの現象では判断できない部分もあります。
ただ、出生数が大幅に減少しているのは着目しなければなりません。
時計の針が予定より加速度を増して動いている可能性があるからです。
もうちょっと先と思っていたことが、すぐ先に来るかもしれないからです。
そのためにも変化対応スピードを上げておきたいところです。