fjconsultants Blog:4,607投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

すべて疑え、になりつつある

『2020年から変化した世の中は信用を崩壊した』という意見が出てきました。
信用したいけど疑いからスタートしなければならない。
そんな感じでしょうか。
根拠のない基準が横行し、判断基準がわからなくなってしまったのです。
そうなると、《見たものすべて疑え》となります。

他人に対しても同じです。
《人を見たら疑え》
になりつつあります。
昨日までの知り合いという関係性はあっけなく崩れています。

どこに住んでいるかだけで判断される世の中が来るとは誰もが想像していなかった。
そう感じているのではないでしょうか。

《人を疑うより、信用して裏切られた方がいい》という価値観も過去のことになっています。

人だけでなく

人の信用だけではありません。
お金(貨幣)の信用も不安定です。
通貨も際限なく供給を継続しているので日銀が破綻してもおかしくない、と言う人が出ています。
通貨の破綻はインフレーションという形で跳ね返ってきます。
新円の切り替えのとき、同じ額面で切り替えできるのを祈るばかりです。

2割ダウン3割ダウンでしか切り替えできない可能性もあるのです。
実質の目減り。
貯蓄の価値が減少していくのかもしれません。

膨張から収縮へのタイミング

膨張して破綻すれば、縮小させるしかありません。
マーケットを冷ます、という表現がされます。
いつ冷ます時期が来るのか、タイミングを見計らっています。

リーマンショックのときに《世紀の空売り》を仕掛けたファンドが最近空売りのポジションを増やしている。
ニュースで流れてきました。

米アークに「世紀の空売り」か 著名投資家が権利購入

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00008_X10C21A8000000/

そろそろという判断をしているのでしょう。
上がったものは下がる、過熱したものは冷やす、という原則に従えば、いずれ原則通りの動きをするだけ。
こうした報道がされるということは、いつ発生してもおかしくない状況。
あまり想像したくはありませんが、発生してしまうのでその後のことも考えておかなければなりません。

まとめ

人への信用がなくなり、貨幣への信用が揺らいでいる。
それが現在。
認めたくない現実ですが、その流れで進んでいます。
そんな中でも経営は継続しなければなりません。

原則は、価値あるものは継続し残る。
その価値あるものを見極める眼が今後の分岐点になるでしょう。