fjconsultants Blog:4,609投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

効率化のために行動履歴

仕事中の行動はすべて記録される。
当たり前になると思います。

事務所内のデスクワークにおいても行動履歴による効率化が進みます。

コクヨ、行動履歴で職場変革 社員1000人のデータ分析:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF27ARW0X20C21A7000000/

以前に行われていた効率化は次のような内容でした。
富士通が提供していたのは、社員カードにセンサーを取り付け、社員同士の接触頻度を計測。
業績の良いチームの接触頻度を可視化。
たとえば、離職率の高いコールセンターで計測した結果は、軽い雑談があるチームほど効率が良い。
接触頻度が少ないチームほどミスが多く効率もわるい。
そんな結果が出たのです。

集中して仕事をし、軽い雑談、もしくは情報共有ができるチームの方が結果を出せることがわかった。
行動履歴から可視化されたのです。

記録し効率を上げる

仕事中の車移動、これもすべて記録されるようになります。
安全運転のためではありますが、効率を上げるためです。

運送業では当たり前のこととして行われてきました。
すでに20年程度の歴史があります。

それがようやく広がってきたと言えるでしょう。

記録されるのに抵抗のある人

行動履歴を取られることに抵抗する人がいます。
今まで自由に仕事をしてきた人ほど抵抗するのではないでしょうか。

効率を上げるために履歴を蓄積するのが目的なのですが、監視されている気分になるのでしょう。
もしくは、監視されると後ろめたいことがあるのかもしれません。

ただ、どの職種でも効率化は至上命題。
行動履歴を蓄積しながら効率を上げる、生産性を向上させるのは当たり前になっていくでしょう。
抵抗がある人は仕事ができない状況が到来すると予測しています。

まとめ

IoTの世界は、センサーが爆発的に増加します。
自分がいる場所、行動が可視化されるのは当然の成り行きです。
しかし、他人に行動を記録されるのは慣れていない。
なので抵抗してしまう。

しかし、慣れてしまえばメリットを感じるでしょう。
仕事が早く終わる。
余裕ができる。
ストレスが減る。
改善する喜びがある。
成長を感じる。
行動履歴による自分への利益享受を実感できるとき、抵抗がなくなるのではないでしょうか。
見られている自分を意識しない状態になっていくと思います。