最初の評価はひどかった
現在ヒット商品、ロングセラー商品になっていても最初は売れなかったり、評価が低かった商品もあるのです。そんな低評価だった商品がヒットし、定番へと登りつめたストーリーは一見の価値があると感じます。
たとえば、お菓子のポッキー(Pocky)は最初売れませんでした。なぜなら、プリッツが売れた後にプリッツの派生商品として出した商品だからです。(ポッキーの歴史:https://www.pocky.jp/about/history.html)
プリッツを食べた人はポッキーの甘い味は受け入れません。客層が違ったのです。ポッキーが売れ出したのは大人のお菓子として提案してからです。お酒を飲みながらワイングラスに入ったポッキーを食べる。そこから広がったのです。結果から見れば客層が全く違ったとわかりますが当初は大人のお菓子としてヒットするとは考えられなかったでしょう。試行錯誤のプロセスが思い浮かびます。
この商品も最初は売れなかった
他にも発売当時に酷評されたのがポカリスエットとカロリーメイト。ポカリは、最初味が薄いと言われました。当時は甘いジュースが全盛。そんな中で発売したので評判がわるかったのです。しかし、その後時間をかけてポカリの効能を説いていきました。今では、ポカリの効能を知らない人はいません。味が良い悪いでポカリを購入していないのです。
カロリーメイトに至っては、発売当初まずいと言われていました。あまりにもひどい評価ですね。カロリーメイトも味を追求した商品ではありません。なので同じように時間をかけてカロリーメイトの良さを宣伝し浸透させたのです。
両者とも開発理念を貫き、販売し続け、最後には消費者に理解してもらいました。消費者を教育したと言い換えてもいいでしょう。ポカリスエットもカロリーメイトも今では酷評する人はいません。一定の支持をとりつけています。人はある一定の知識を得ると評価が変わるのです。このポイントはマーケティングでは外せない部分です。
まとめ
ブランドを構築するというのは大企業でも時間がかかっています。なので短期間でブランド作りができないことを悩む必要はありません。お土産のお菓子はブランディングに10年単位で時間をかけます。売り場を選んでます。安易な売場や催事には出ません。これも戦略。時間をかけるという戦略もあることは知っておいてほしいと思います。
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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,787投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆