ひとりでパンク
ひとりで仕事を抱えてパンクしている人が出てきました。ストレスを溜め込んでいる人もいるようです。我慢の限界まで到達しているので最後は糸が切れてしまう。以前なら途中で発散する機会がありました。しかし、現在は発散する場所がない。発散する機会も時間も無くなってしまっているようです。感覚値ですが増えているように感じます。
対応スキルを忘れてしまった
中には運動をしたり、身体を絞ったりしながら発散の機会を自分でつくっている人もいます。しかし、時間が取れない人はその機会も創出できないみたいです。この現象はある程度、予想されていました。
ゆったりと時間が流れていた期間が2年以上続き、時間のやりくりがゆったり基準に慣れてしまっていました。それが急に仕事もプライベートもフル稼働してしまったのでタイムマネジメントが追いつかないのです。デフォルトがゆったりだったので、フル稼働のスキルを忘れてしまった。そのため対応できない人が出始めたと感じています。
対処法
では、どのように対応すればいいのでしょうか。時間が足りないときは、全てをこなすことを考えるのではなく、いったん逆のことを考えることです。それは
- やらないことを決める
- 人に依頼することを決める
ことです。
自分がやらなければならないことを見極めることが優先です。自分しかできないこと、自分しか判断できないことを見極めることです。パンクする人の特徴として、何でも自分でやりたがる人が多いと感じています。任せればいいことさえ自分でやってしまう。それでいて自らパンクしてしまうのです。
時間で分類
あと、自分がこなせる仕事内容を時間ごとに分類しておくのもひとつの方法です。
・5分でできること
・15分でできること
・30分でできること
・60分でできること
・90分でできること
を自分自身でわかっておくことは有益です。また、途中で止めることができる仕事と、最後まで止められない仕事も知っておくといいでしょう。
分割スキルを思い出す
ほとんどが途中で止めることができる仕事のはずです。時間のかかる作業であっても分割できるスキルがカギになると思います。この辺りが最近は忘れてしまったスキルではないでしょうか。
まとめ
何かが片方に流れていったら元の通りになるためにはリハビリ期間が必要です。リハビリ期間にも関わらずフル稼働してしまうと潰れてしまう人も一定割合で出てきます。その辺りは事前に回避できるよう対策が求められます。速いスピードに慣れておくことだけです。単に忘れてしまっていることだと思うので身体が思い出すまでリハビリをすべきでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆