何年も前から
2022年11月に発売された「白湯」。ペットボトルの天然水。コンビニエンスストアのホットドリンクの棚に並んでいます。発売されていたのは知っていましたがようやく購入できました。
アサヒ おいしい水 天然水 白湯 PET340ml
https://www.asahiinryo.co.jp/products/water/oishiimizu_sayu/
天然水を使用した白湯
大地に降り注ぎ、長い時間をかけて地下深層に染み込んだ天然水をボトルに詰めました。
ホットでマイルドな飲み心地がカラダとココロに沁みわたる、毎日に取り入れたい1本です。
まわりの方に「白湯知ってますか」と確認したところ意外に反応がいい。知っている人もいました。中にはこんなことを言った方もいました。
でも、そんな声はメーカーまで届いていませんでした。今回もメーカー側は「本当に売れるのだろうか」と疑心暗鬼だったようです。しかし、売れ行きはいいみたいですね。まわりの反応から見ても売れる製品だと思います。では、なぜ今までペットボトルの白湯が出てこなかったのでしょうか。
ホット天然水
過去を振り返ると「ホット天然水」というペットボトルは販売されたことがあるようです。ミネラルウォーターのホット版というポジショニングです。ただ、売れなかったようですね。ホットドリンクの棚にホット天然水が置いてあっても目に入らないかもしれません。今回のような「白湯」と感じで書かれたペットボトルならば、目にとまる。「なんだ!」と製品を読み取ろうとします。ホット天然水はネーミングで失敗したのかもしれません。
まとめ
ヒット製品は企画で生まれると言われていますがペットボトルの白湯はその典型だと思います。飲料水としての製品開発はほとんどなかったのではないでしょうか。企画だけで勝負した製品であり、企画によるヒットだと感じます。
それにしてもペットボトル白湯が発売されると「こんな商品ほしかった」「待ち望んでいた」という声を聞きます。しかし、製品が発売される前にはそんな声は出てきません。そこがマーケティングの面白さでもあるのですが、アンケート調査しても明確な回答が得られない領域だと感じます。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆