開発スピードが戻っている
技術の研究がようやく元のスピードに戻ってきた感じがします。新しい技術のテストがプレスリリースに出てくるようになりました。ロボットの研究も世界中でまだ戻っています。最近は「ヒト型ロボット」が増えてきた印象があります。
そんな中で「遠隔操作システム」について記事が出ていました。この遠隔操作システムは市場が拡大すると個人的には予想しています。必要としている人たちがいるのが予測できるからです。最初は今回の「建設テック」の領域で拡大するでしょう。建機のオペレーター不足が今後発生するからです。そうなると優秀なオペレーターが全国の場所にある建機を「遠隔操作」することになるでしょう。
この遠隔操作システムは、建設機械メーカー「KOMATSU」と、DXを推進する「アースブレイン」が共同開発。松山市内のオオノ開發が四国で初めて導入し、東温市内にコントロールルームが設置されました。
https://www.ebc.co.jp/news/data/?sn=EBC2023041212577
|テレビ愛媛
医療業界でも
建設業界と同様に医療現場でも同じことが発生するのではないでしょうか。全国を見渡せば医師が足りているわけではありません。エリアによって受けられる医療の内容がちがうのが現実です。それを遠隔による手術が実現すればエリアによる医療格差は無くなります。
2023年に入ってから中国では『5G遠隔ロボット手術』が成功したと報道されています。
https://diamond.jp/articles/-/318095
こうした事例が今後は増加するでしょう。かなり期待されている分野だと感じます。
日本でも手術支援ロボットを開発している企業があります。https://www.riverfieldinc.com/company/
こうしたロボットが5G通信と連携すれば遠隔手術も夢ではなく現実になるレベルです。安全で高いレベルの低侵襲(ていしんしゅう)手術が遠隔でも実現する世の中が来るでしょう。
(低侵襲:からだへの負担が小さい)
まとめ
テクノロジーの進化は止めたくありません。スピードよく開発が進むこと望ましいと感じます。進化によるメリットが大きいからです。人間の能力を拡張したり、遠隔で能力を発揮できるからです。今後もこうしたテクノロジーの進化はキャッチアップしていきます。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆