ピンときません

「その新規事業はピンときません」「売れる感じがまったくしません」とリーダーミーティングでのできごと。真剣な提案がされたのですが、反応は素っ気ない感じでした。外部から見たら「この会社には評論家がいるのか」と感じるはずです。そもそもダメな内容であるならば、評論家のように「これ、ダメだよね」と言ってもいいと思いますが、根拠なく「売れる感じがしない」と決めつけてしまうのはもったいない。チャンスを逃すかもしれないからです。

反対される

そうはいっても、提案は反対されるものです。根拠なく反対されたりします。最近の傾向だと「数値で結果測定できるのか(できないだろう)」と反論されるのも増えました。数値化する、KPIを設定するのが流行りのようになっています。

反対されないように

反論が出ないようにするには、対策は必要。根拠なく反対されることも想定しておくことです。未経験の領域への進出などは根拠ある数値も出せないことがあるでしょう。しかし、それでも対応できるように準備は欠かせません。了解を得る内容まで仕上げておくことです。

新しい戦略を提示するときも。実際にこの戦略で実践したら内容が1週間で崩壊する(成立しないことがわかる)こともよくあることです。そのときはピボット(方向転換)すればいいだけ。なので、リスクだけを正確に見極めれば、機会を創出したほうがプラスだと考えています。

すでに変わってるかも

世の中は、以前の日本ではありません。すでに変わりました。まだ変化後の姿が見えないだけです。こんなときは、バカなフリをしてでも新しいことを実践した方がいいです。なぜなら正解をだれも見えていないからです。走り回った人が正解を引く感じです。

まとめ

「◯◯をやったほうがいいですか」と聞かれたら、最近は「リスクが確定できるならすぐにやりなさい」と答えています。やりたいことが見えていない場合は困りますが、やった方がいいな、と考えていることはすべて手をつけてしまいましょう。こんなときの原則は「すへては同時並行で」になります。優先順位をつけて順番にやるのではなく、一斉にスタートさせてしまうのです。そんなことは無理だ、と感じるかもしれません。しかし、同時にスタートさせてもすべてがうまくいくわけでもなく、だんだんと減っていくものです。心配無用です。

——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆