チーム運営の微妙なバランス

チームの運営は、非常に微妙なバランスを要する作業であり、それぞれのメンバーが持つ役割が明確に定義され、分担されていることが理想的。リーダーはその方向性を示し、各メンバーはその示された方向へと進むことが求められます。しかしながら、それが簡単な作業であるとは言えません。方向性は時間とともに微妙に変化し、ぶれてくることが一般的なのです。

最終目的は

先日、チームミーティングで、リーダーから興味深い話をしていました。
「株式会社の最終目的は収益をあげることです。」
その理由は皆さんも容易に想像できるでしょう。その原因となるのは、以下のような特性を持つ人々がチーム内に存在しているからです。

  • 方向性を忘れがちな人
  • 手段と目的を混同してしまう人
  • 自分のやりたいことを優先してしまう人

これらの人々がいるため、チーム全体の動きが乱れ、チームの運営が難航してしまいます。これらの人々に対してリーダーはどのように接すればよいのでしょうか。

目立つようになってきた

これは最近の課題の一つです。特に人々が活動的になり、以前と比べて意見を自由に述べるようになったため、この問題が一段と目立つようになりました。言いたいことを我慢していた人々が、その自粛を解除すると、その結果としてミーティングでの発言が増えます。ときには混乱し、生産性が落ちてしまうことがあるのです。

対処法

方向性を忘れがちな人に対しては、リーダー自身が定期的に何度もその方向性を確認し、伝えることが必要でしょう。人間は一般的に21日間で新しい情報を完全に忘れてしまうという性質を持っています。それを防ぐためにも週に一度くらいはその方向性を再確認し、伝えることが大切です。

手段が目的になってしまっている人に対しては、「最終的にどこを目指しているのか?」という質問を投げかけることが効果的です。このような質問によって、自ら混乱を自覚し、自己修正することが期待できます。ただ、すぐに答えられない人に答えを教えてしまうと、「指示待ち」状態になってしまう可能性があるので、その点については注意が必要です。なので、翌日まで考えてもらうという方法もあります。

自分のやりたいことを優先してしまう人々には、「なぜチームで行動することが重要なのか?」という視点で考えてもらうことが有効。そうすることで、彼ら自身がチームプレイの重要性を理解し、自己改善への第一歩を踏み出すことが期待できます。

まとめ

こうした問題を見つめると、人は本来、チームの一員として全体の動きを意識して行動することに苦手意識を持つことが多いのかもしれません。1人で行動することがデフォルトの状態であり、チームとして活動し、能力を発揮できるのは、意識しなければできないのです。それを前提に組み立てていくことだと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆