新しいカテゴリーが広がる気配

スマートフォンの進化は最近停滞気味。iPhoneは進化が止まったかのように見えています。買い替えする必要もないのではないか、という嘆きも目にすることがあります。確かに、よほどの進化がなければ買い替えする気にならないでしょう。このあたりが購買意欲の分岐点になると感じます。
そんな中、スマホの次のカテゴリーが広がる気配があります。GoogleのPixel Foldが業界に新しい風を吹き込んでいます。サムスンに続き、液晶二つ折りという新たなフォーマットを取り入れたこのスマホ端末は、ただのスマホではなく、手軽に使える小型タブレットとしても機能する便利グッズです。今後の見通しを探っていきます。

Pixel Foldの魅力

Pixel Foldの最大の魅力はいくつかありますが、大きくは液晶を広げたときの大きさです。持ち歩くときは通常のスマホとしてポケットに収まります。使うときは液晶を広げてタブレット並みの液晶になってくれます。タブレットを持ち歩くときはノートを持ち歩くように手で持つ必要があります。しかし、この2つ折りスマホではそれがありません。

液晶の大きさは、電子書籍や雑誌を電子で読むときに重宝します。大きなディスプレイは読みやすさを格段に向上させてくれます。通常のメールチェックでも、メールの中身が右側に表示されるので、ストレスが減りました。ビジネスの効率を感じさせる快適さです。ただ、価格が25.3万円という高価格帯に位置するのがネックとなっています。

移動時の新たなパートナー

外出時の仕事において、Pixel Foldともう一台のiPhoneを併用することで、9割はスマホだけで完結することが可能になりました。これにより、移動中のノートパソコンの利用が大幅に減少し、肩こりやその他の苦痛からも解放されます。移動中のパソコン利用はテーブルが固定式なので、どうしても不自然な姿勢になってしまいます。また、ひざ上にパソコンを置くこともあります。どうしても目線が下がってしまい首に負担がかか流のです。度が過ぎると「ストレートネック」になってしまいます。これは、パソコン操作によって首が前へ出る姿勢を長時間続けることで生じる首の異常。首はなかなか治らないことがあるので要注意です。

便利な場面

2台持ちの場合は使い分けをしています。二つ折りスマホは、
・メールチェック
・読書
・SNSチェック
に重宝しています。

今までのスマホを使っているとき
・目が疲れる
・読むのが億劫になる
人は、タブレットやFoldみたいな画面が大きいスマホを使うと元に戻れません。今後は、そのような解決ニーズから広がっていくのではないでしょうか。

まとめ

現状の高額な価格設定は、Google Pixel Foldの普及を一部制限していると言えるでしょう。しかし、技術の進化とともにコストが下がり、iPhoneと同等の価格帯に近づく日もそう遠くはないかもしれません。そのとき、二つ折りスマホのカテゴリーは一気に普及し、生活に新たな価値をもたらし定着しいてくでしょう。そんな予感がします。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆