衝突が発生し始めて

職場における、いじめのようなことが最近増えているのではないでしょうか。人が自由に動き始めて6ヶ月が経つと、人間関係の問題が表面化しているように感じます。疎外感を感じたり、それを指摘する人も出てきています。

その理由を少し考えてみました。

  • 社会的孤立感の増加
    3年間の停滞時期の影響などで孤立し、社内のつながりが減少しているため、衝突が増えていると思われます。陰口を言われているように感じる人も増えているのが特徴です。単に接触頻度が少なくなっただけなのですが、疎外感や被害妄想が出てしまう人もいるようです
  • ストレスと心理的な負荷
    ビジネス環境が変化し、仕事のプロセスも変わりました。それが原因でストレスが増えることがあります。新しいプロセスに追随できる人はいいのですが、追随できない人ほど大きなストレスになっています

こうしたことが原因になっているようです。

組織内では

人間関係の衝突が原因なのに、会社の問題にすり替えられることもあります。会議などの場で、本来会社の問題について提案や解決策を出しているはずなのに、途中から個人的な被害や不満を訴える人があらわれ、議論がズレていく現象です。

このような現象が起こる原因はさまざまですが、一つの理由としては、個人の感情や利益がからんだ衝突を最初に話題にするのは気が引けるので、会社全体の問題に転化していることです。ときには、他人やスタッフが困っているから問題だ、と言いながら最後には自分が個人的に困っていることに結びつけようとします。このあたりは、かなり技能が高いので流されず見抜くことがポイントです。

見抜くポイント

見抜くには、
「わたしはどうなるのでしょうか」
「わたしが被害を受けています」
と「わたしは・・・」という一文が最後に追加されます。それが最も伝えたかったことであり、取り上げてほしかった内容です。それを言わない場合もありますが、
「ここにいる人たちのことを代弁しますが・・・」
「メンバーはこう思っているんです」
と伝える方もいます。しかし、本当にメンバーのことを心配して取り上げているケースは少なく、自分の主張を通すために取り上げているケースが多いのではないでしょうか。そうした場合には、ホンネを確認するようにしています。

個人の意見なのか

人の発言は個人の意見のはずです。多数の意見を取りまとめた場合は、取りまとめた手法やプロセスを確認したいと考えています。単にメンバーの1人や2人から聞いたことが多数の意見になっていることがあるからです。今後は、手間がかかりますが、意見の出所を確認しながら議論を進めた方がいいでしょう。そんな時期に来ていると感じます。

まとめ

衝突がわるいとは思いません。しかし、個人の主張を通すために衝突する人がいると組織の成長が阻止されてしまいます。個人のために部分最適することになり、全体が成長することはないでしょう。自分の部署だけ認められればいい、自分の利益につながるようにしたい、というだけで議論を進めたくないのです。この領域について、慎重に見極めて経営を進めたいと感じます。

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