1年はあっという間

1年という時間が経つのは速く感じます。速く感じるということは「変化がない」と判断されることもあります。確かに一覧表にすれば下記の表で収まります。たったこれだけしかないのか、と感じるはずです。

2024schedule

時間配分の3視点

1年の計画を立てるには、時間配分を
①1ヶ月単位配分
②1日単位配分
③1時間単位配分
という視点で分けて考えていくのが理想です。具体的には
①季節性変動
を考えて月ごとの計画を割り振りします。冬の時期は営業できないエリア、業種もあるからです。また冬の時期は行動範囲も狭くなったり、移動にも制限が出てくる可能性が高い。こうした季節性を考えて行動、イベントを計画することです。

その後に
②月間ごとの計画
を立てることになります。月間の計画は立てることも大事なのですが、毎日月間の時間配分を見直すことの方がさらに大切なことです。ここの重要さに気がついている人が少ないのではないでしょうか。

③の1時間単位の時間配分は、毎日のスケジュールなので、日頃から誰もがやっていることだと思います。先を見て時間の配分をしても、1週間先まで見ていることが多いのではないでしょうか。特に手帳を開いた今週末までのことしか考えないことが問題だと感じます。

ツールではなく

スケジュールは手帳なり、アプリなりツールにこだわる人も多い世界です。しかし、運用に関しては関心が少ないような気がします。スケジュール管理はA4用紙1枚で月間スケジュールを確認するだけでも運用が可能です。コピー代だけで運用できると考えています。そのため、ツールにこだわり過ぎないようにしています。個人的にはスマホでは、「さいすけ2」を長年使い続けています。Googleカレンダーをさいすけ2に表示させています。縦スクロールが可能なスケジュールアプリなので、毎日、1ヶ月先までスケジュールを確認しながら、時間配分を考えるようにしています。

書籍「ロングゲーム」

個人目標における長期戦略について書かれた書籍、ドリー・クラーク氏の著作
ロングゲーム
が参考になります。
「人生はロングゲーム。目先の仕事で忙しいだけでは何も手に入らない。」
という言葉が身にしみる人もいるのではないでしょうか。超長期の戦略については重要であっても手がつけられないことがあります。やろうと思っているが、忙しくてできない、という内容のもの。ここに手をつけられない理由と対策が書かれており、優先順位の付け方、判断基準がわかるようになります。

まとめ

スケジュールと目標達成が連動するとき、長期視点、超長期視点が欠かせないポイントです。このためには、毎日のスケジュールチェックで1ヶ月先まで見ることだと感じます。どこまで先を見通せるのかがカギになります。1ヶ月先、1年先が見えると、長期戦略の実践、達成がより近くなるでしょう。

——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳