規則性がある

人は自由に人生を選んでいる、と思っています。しかし、そこには規則性を見つけることがあります。経歴を見ると人のタイプがわかることがあるのです。

たとえば20代で職場を転々とホップする人がいます。わたしの同期にもいました。おおよそ2年から3年で次の職場に移すのです。理由はさまざまです。

  • 思っていた内容とは違った
  • 考え方についていけなくなった
  • 急に方針が転換した、

といったことを理由にしていることが多かったと記憶しています。

時間が経つとその人の経歴は年表へと切り替わっていきます。自由に選んだ人生はずなのに、ある規則性で動いたり、決断したりしています。その結果、その方のビジネス人生そのものになってしまうのです。意識してないと思いますが結果は事実を表現するので規則性は否定できないでしょう。

時間的耐久性

3年以内に自ら移動してしまう人は、「時間的耐久性」が低いと考えています。時間的耐久性とは、デザインの世界で使われており、時間の経過に耐えられるデザインを指す言葉です。ここでは、時間の経過とともに自ら耐えられる継続性能力を時間的耐久性が高いと考えています。

  • 結果が出なくても
  • 成果が得られなくても
  • 成長が感じられなくても

耐える力といえるでしょう。

ポイント3つ

時間的耐久性を得るには、3つのポイントに集中すべきだと思います。3つのポイントは、
1:時間の法則性を知る
2:3年の間にストレスが爆発する時期が必ず来ることを知る
3:時間が解決する、半年先には解決している
ことなのです。こうしたポイントを知っておけば、リアリティショックを防ぎ、耐えられる力が増強します。具体的に解説します。

1. 時間の法則性を知る

時間は不可逆的であり、それを制御することはできません。その時間の流れの中で良いことも嫌なことを発生します。上昇することもあれば下降することもあります。そこに一喜一憂すると間違った方向に向かうことがあり、事実把握にとどめて客観視することです。

2. ストレスが爆発する時期が必ず来ることを知る

人生には様々なストレスが存在し、その中で爆発する時期がやってきます。避けることはできません。この時期が必ずやってくることを知っておくことは大切なこと。ストレスフルな時期が訪れた場合、焦らずに冷静に見つめることです。

3. 時間が解決する、半年先には解決している

問題や課題に直面したとき、解決まで時間がかかることがあります。しかし、時間が経過することで解決策が見えてくることもあります。半年先を見据え、問題が解決していることをイメージすることで、前向きな気持ちを持ち続けることができます。半年後にはほとんどの問題は解決しています。

まとめ

自分の行動に規則性があることを知り、客観視できて、対処できる。これが成長へとつながります。ストレスマックスになることもあるでしょう。しかし、それが続くことはありません。時間が経てば状況も変わります。会社を移るという選択をしても自分が変わるわけではありません。自分の成長がない場合は、また同じことを繰り返すだけです。選ぶべきは自分の成長だと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳