開催メリット

顧客を集めてセミナーを開催することは、企業にとって多くのメリットがあります。自社スタッフが講師を務めることで、顧客との関係性を深め、差別化を図ることができるのです。しかし、初めてセミナーを開催することへのハードルの高さから、実施する企業は多くありません。一方で、業界内で自社セミナーを開催する企業が少ない場合、セミナー開催は大きな優位性につながります。

導線増える

自社セミナーを開催することで、集客の導線が増えるというメリットがあります。これにより、新たな顧客層へのアプローチが可能になり、ビジネスチャンスが広がります。また、セミナーを通じて顧客との関係性が深まることも大きな利点です。通常の営業活動とは異なり、セミナーでは講師と受講者という立場で接することになります。この特別な関係性により、顧客との信頼関係を構築しやすくなるのです。

顧客との関係性を変えてしまう

特に相談型や販売型のビジネスにおいては、この関係性の違いが大きな効果を発揮します。通常のビジネスプロセスでは構築がなかなかできない、深い信頼関係を築くことができるのです。顧客は自社の専門性を認識し、問題解決のパートナーとして認めてくれるようになります。セミナーから入ってくる顧客とは関係性が違うことは実施した方は実感しており、その後ビジネスの展開が速区なると言っておりました。

社内講師の価値

自社セミナーを開催するためには、社内の講師育成が欠かせません。講師となるスタッフにはプレゼンテーション能力や知識が求められます。そのため、トレーニングや練習を重ねることが必要不可欠。セミナー開催日が決まれば、リハーサルを繰り返し、本番に備えます。回数を重ねるごとに、講師としてのスキルが向上していきます。プロ講師として見られるレベルへは、反復練習からということになります。時間と労力は必要ですが、一度育成された自社講師は、本人と企業にとって大きな財産となるでしょう。

まとめ

自社セミナーは、顧客との関係性を深め、差別化を図るための有効な手段です。集客チャンネルの拡大や特別な信頼関係の構築など、そのメリットは多岐にわたります。初めは大変かもしれませんが、長期的な視点で取り組むことが重要です。自社講師の育成に力を入れ、質の高いセミナーを提供し続けることで、競合他社との差別化を図り、ビジネスの成長につなげていきましょう。自社セミナーという新たな取り組みにチャレンジすることで、企業の可能性が大きく広がっていくことと思います。

——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆