2.5%超えたので

長期金利の代表的な指標である10年もの国債の利回りが2.5%を超えました。上昇原因はいくつかありますが、国内の物価がさらに押し上げられる予想が出てきたのが要因のひとつです。

日銀の植田総裁も「物価上振れに留意」と発言し、今回は利上げを見送りました。そのせいもあるでしょう。また、植田総裁は追加利上げの可能性を排除していません。6月の会合では利上げをするのではないでしょうか。それでも「遅い」という意見があるのも事実。答え合わせは、結果が出てからということに」なりそうです。

キリがいい数字を超えたので

数字というのは、キリが良いところを超えると注目されます。長期金利も
・1.5%→2.0%→2.5%
という数字を超えたところで注目されてしまうのです。今回も2.5%を超えたので、海外からも注目を集めることになりました。
・まだ上がるのか
・そろそろ限界か
・下がり始めるのか
しか、選択肢はないのですが、これからは、まだまだ上がる、という予測が強いので注目されるのです。

日本では国債の発行高がGDPの250%にもなっており、
・政策金利は上げられないのでは
という意見が見られます。国債の利払いが大きくなり過ぎると財政破綻になってしまうからです。しかし金利の変動は、市場原理によって動く世界。完全なコントロールはできません。そうなると、金利には上限がないことがわかるはずです。
主な国の債務残高(対GDP比)の推移:国税庁Web)

余談ですが、1923年にハイパーインフレを経験しているドイツは国債の発行高についてとても厳しい国。現在も債務残高のGDP比は60%台しかありません。補助金などを出しまくる政治家は当選できないそうです。このあたりの感覚は日本とは逆です。

まとめ

金利の動きや金利のある状態を完全に忘れてしまっています。遠い昔のことだと感じています。そのため、気にする人も少ない。実際に金利の差による違いを数字で確認している人は少ないのではないでしょうか。ここは、鈍感ではなく、敏感に反応したい部分だと考えています。1年後2年後に実感しても遅いのではないか。そう考えています。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆