もぎ取って経営者になる
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事業承継の場に立ち会うことがあります。
先日も、事業を引き継ぐであろう息子さんと
お話をしました。
少しずつですが会話を進めているようです。
様子を聞いてみると、現社長は、息子さんを
信用していない様子。
経営者としては、「まだまだ」と感じてしまう
わけです。
息子さんの方も、進んではいますが遠慮がち。
親子の会話というのは、なかなか本音で言える
ものではありません。
近すぎるから、というのがその要因でしょう。
いろいろな感情が出てくるわけです。
はっきりしないからこそ、経営は
「もぎ取る」
しかないと思っています。
乱暴な言い方ですが、息子さんが腹を決めて
経営をゆずってもらうことを交渉する、という
やりかたです。
そんな形で事業を継承した方は、おおよそ
うまくいくことが多いようです。
この形なら、思い切って任せられますし、
引き継ぐ方も決心していますから。
今後の楽しみです。