移動によって
月間の移動距離が1万km弱だった2023年11月。展示会、視察、会合、セミナーなどイベントが開催されるようになったので、フットワーク軽く参加していました。人が集まっているのか、どの程度の消費をしているのかが気になっており、地方との差も確認してみたいと思っていたからです。
現地を確認する意味とは
移動して、現地を確認することは非常に重要だと以前から考えています。ネットやSNS情報、動画を見ればいいのではないか、と思うのですが、そうではありません。これにはいくつかの理由があります。
まず第一に、現地を確認することで正確な一次情報を得ることができます。映像や写真だけでは、現地の状況や雰囲気を完全に把握することはできません。映像や写真は加工することもできますし、部分的に削除することも可能。また、撮影を意図的にすることもできるからです。現地に実際に足を運ぶと、環境や現実の状況を肌で感じることができます。雰囲気も空気感も臨場感も理解できるのです。
情報の信頼性が
また、現地を確認することは、信頼性を高めるプロセスでもあります。情報源が実際に現地に足を運んで確認したものであることを知ることで、その情報に対する信頼を持つようになります。情報の信頼性を高めることができるのです。
さらに、現地を確認することは、異なる視点や文化を理解するためにも役立ちます。他の地域や国には、独自の文化や習慣が存在します。そのため、現地に足を運ぶことで、違いを明確に感じ取ることができ、理解も深められるのです。
移動の投資は回収できるのか
移動にも費用はかかります。交通費や宿泊費は小さいものではありません。時間の投資も必要で、移動には時間がかかります。投資は、経済的な利益や目標の達成にどのように寄与するかによって、回収の可否が決まります。情報収集のための投資は回収できるのでしょうか。
こうした投資は、即回収することはなかなかできません。しかし、投資の累計が増えていけばいくほど回収が可能になる仕組みだと感じています。回収の時差はありますが、真の情報を得ることにより結果が違うからです。現地、現物をモットーとする企業もあるのはそのためです。
まとめ
移動して、現地を確認することは情報の正確性と信頼性を高めるために不可欠。さまざまな情報源を組み合わせることで、充実した信用性の高い情報を提供することができます。費用はかかりますが、投資すべき領域でしょう。
今回の移動で分かったことは、今後公開していくことになりますが、想像通りの部分と想像外のところもあり、興味深い内容になると思います。
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