負のスパイラルになる
人手不足という現象を他の表現で言い換えれば、
・労働供給制約
となります。これ、供給という単語があるので、原因を連想しやすい。不足の要因は「供給」が足りていないから。採用しても応募がないという現象があるのですが、大きな視点で見れば、供給が制約されていることが原因という考え方もあるのです。
この労働供給制約が緩やかに続けば、経営においては、労働供給に関して、負のスパイラルになることがあります。
1)人が足りないから売上を伸ばせない
2)売上が伸びないから賃上げができない
3)賃上げができないから人が来ない
4)さらに売上が伸ばせない
というサイクル。最後には、売上を伸ばせない、ではなく、
・売上減少
に陥っていくはずです。経営は、
・要素
・関連性
の集約によって構築されています。ひとつでも不完全であれば、成立しません。意外と緻密です。関連性に関してはスキップすることができない構図があるのです。
どう解決するのか
労働供給制約を解決するには、この言葉から連想する場合、
・制約を解決する
・供給を広げる
となります。でも、考えてみればわかりますが、労働供給を増やすことは簡単ではありません。すぐに供給を増やすこともなかなかできません。現在、労働供給が増えるとしたら、高年齢の方が働くことで見出している現実もあります。
しかし、それだけではありません。アプローチを変えて解決する方向もあります。それは、
・付加価値を上げる
・生産性を上げる
という解決策もあるのです。ただ、これも何度も言われているが、明確な解決が出てこない領域でもあります。
「生産性の天井」を破る
まだ到達されていないのが、生産性の天井を越えること。これは業界によって生産性の天井があるはず。それを今後越えていく企業が続出するはず。
その事例が出てくることを予想しておいてください。しかも、いきなり出現するのが最近の特徴です。前兆はありません。世の中の研究が学術の世界ではなく、企業内で研究されることが増えました。企業が研究を抱えることになったのです。そのため、事前に論文で出てくることが減りました。いきなり、衝撃的なことが発生するのがここ3年ぐらいの特徴だと感じています。
まとめ
企業の成功事例もいきなり出てくるのが以前と変わったところ。そこを感じませんか。成功事例を見て、自分のところにカスタマイズして、1本のストーリーとして設計できた企業から、次の10年の道が見えていくのでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
