ゼロから立ち上げた会社を、なぜ去らなければならなかったのか
20代の起業家がゼロから立ち上げた会社の代表取締役を辞任、という内容が流れていました。株主が別におり、株を保有していない代表取締役が株主と対立し、辞任したそうです。
この話題、今年に入って、わたしのまわりでも同様なことが発生しそうでした。知り合いの知り合いが相談に来たのですが、20代の仲間で起業を考えていました。
ビジネス立ち上げに必要な資金は出してもらう計画。ビジネスの内容も決まっており、計画中でした。そのときに気になったのは、
・法人をつくる
と言っていたこと。資金を出してもらう人が通常ならば出資者となり、株式を保有します。そうなると、
・株保有なし
で経営を任される立場になります。
権限の違い
そうなると、株主には権限があるので、経営者の権限は限定されます。その権限の内容を知っているのか、という問題がここでは発生します。
株を保有せず、経営者(役員)になるときに、権限の範囲を理解していれば問題はありません。それはそれで健全な経営の形です。しかし、権限の範囲を知らない場合、株保有がない経営者の権限があまりにも小さいように後から感じてしまいます。
なぜ、それを経営者なのに決められないのか、と思ってしまうのです。そうなると、対立が生じて、冒頭のケースのように辞任することもあるのです。裁判まで発展するケースもあります。
その気持ちはわからないわけではありません。ビジネスの企画から顧客獲得、ブランド構築も、すべて自分の手でやってきたという思いがあります。 にもかかわらず会社の
・「最終決定権」
は、自分にはなかったという落胆が発生しているのです。
知らないではすまない
冒頭のケースは「オーナーと社長は違うということをわかっていなかった」となっているのでしょう。しかし、それは通用しません。法律は知っているのが前提で運用されています。知らなかった、わかっていなかった、理解していなかった、と後から言っても遅い。
これを、「不可逆」と表現している人もいます。わかっていなかったと後から気づいても戻ることはできないのです。この失敗を勉強としてとらえることしかできないと感じます。
まとめ
経営は会社法などの法律の基づいて取り行われています。ルールがあるから健全に進められるのです。経営者、株主、従業員という構成で会社は成り立っています。それぞれに役割と責任があるだけなのです。
これは、就職するときに知っておく内容です。自分がどの立場で関わっているのか。どのような役割があり、どのような責任があるのか。知らないではすまされない内容だと考えています。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
