まったく速さがちがう
経済学者ルディガー ドーンブッシュ氏の言葉に
・『危機は長時間かけて訪れるが、展開は急激で速い』
という内容があります。
歴史を振り返れば、理解できると思います。
・展開は急速で速い
とは、
・想定外の発生
のことであり、
・まさか
のことを指しています。
経済学者の言う、危機とは「経済危機」を指していますが、経済危機は
・長期的な兆候
が見られるが、最後の展開だけは
・急激
になることだけは認識しておきたい。リーマンショックも、ブラックマンデーも突然でした。
兆候は見つけられるが時期は不明
日本のバブル時期に不動産投資(賃貸業)で資産家になった方が、バブル崩壊で一気に負債を抱えたことがあります。2,000億円以上の資産家だったのに、崩壊後は、負債1,000億円になってしまったのです。この方は、書籍の中で、
・バブル崩壊後に経済を勉強し直した
・経済本、経済予測本を読んでみた
・そこの中に、バブル崩壊を予測している書籍があった
と書いていたのを覚えています。なぜ事前に読まなかったのか、と悔やんでいたのです。
このように経済は、
・マイナスの兆候
には気がつくことができます。しかし、急激に発生する危機の時期だけは予測できない。プロ中のプロでも
・暴落の予測は当たったことがない
と書いているぐらいです。
リーマンショックの時期を当てた方を知っていますが、その方は、次の予測で大きく外し、マーケットから退場しました。やはり、時期を当て続ける人は、ほとんどいないのかもしれません。
できることといえば
そう考えると
・兆候が出始めたら準備しておく
だけです。信頼できる人物が兆候を言い始めたら、備えをしておく。それしかないと思います。
これは、地震や天災などの災害対策と同じ。地震の予測もほとんどできないのと同じで、経済の危機も正確な予測はできないと考えておくべきです。
まとめ
経験値が長く、同じ業界で活躍し続けている人ほど、経済や経営の「怖さ」を知っています。経済は上がり下がりを繰り返すものだと言い聞かせており、上がり続けることもないことを自覚しています。また、それは歴史が証明しています。
国際通貨基金IMFも指摘していますが、世界の公的債務は増え続けています。世界のGDPと同じ程度の公的債務まで増えており、その数値を心配しています。インフレ基調の経済計画で動いているのはわかるのですが、永遠のインフレが成立すると断言している人はいません。そこが気になるところです。
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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』
