「計算されたリスクを取れ」

これは、何も行動していない人向けのメッセージ。何か失敗したくない、何か減らしたくない、損したくない、無駄にしたくない、という気持ちが強く、現状維持を選択している人向けに
・計算されたリスクを取りなさい
と訴えているのです。行動をうながす前段階の「意識スイッチ」を押すプロセスに当たります。

このような人にとって
・損をすることの痛み
はとても衝撃が大きい。しかし、経験値が増えてくると、免疫ができてくるのか、だんだんと痛みが少なくなっていきます。ということは、小さい損から経験すればいいと考えています。たとえば
・時間の損
は、実質的なお金の痛みは発生しません。労力をかけたが無駄だった、というのは、損を感じますが、痛みは少ないものです。そうしたところから、経験値を増やし、最後には、計算されたリスクである限定性のあるリスクにチャレンジしていくことだと思います。

経営も実は「計算されたリスク」がほとんどです。無謀なことをする人は少ない。リスクを想定し、リスクを計算することが可能なのです。その点は知っておきましょう。

「リスクを冒さないこと自体が最大のリスクだ」

日本において、失敗しないことが成功である、という認識もあります。これは、正しいです。しかし、経営においては、失敗しないことが現状維持であるならば、成長していないので、不正解になります。

経営は、世の中に適合するような成長が求められています。拡大や膨張ではないので、まちがわないようにしてください。成長という変身は普通のことであり、脱皮するようなことがビジネスでは不可欠なのです。

安定しているは、とても大事なことです。しかし、安定の先には、成長と衰退のどちらかが表出してきます。安定しながら成長していく。それがベストです。

まとめ

大きくリスクをとれることが素晴らしいとは思いません。計算されたリスクの範囲で、失敗しても安定が崩れない程度で、チャレンジし続けることがいいのではないでしょうか。全力で、全てを注ぐ経営もありますが、それはチャレンジではなく、無謀と呼ばれる領域です。そのちがいが理解できるまでは、大きなリスクを計算しない方がよいと感じます。

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執筆・運営 :藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) fjコンサルタンツ :『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』

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